<間宮祥太朗&一ノ瀬颯>WOWOWドラマ「ハスリンボーイ」で初共演 池袋の裏社会で対決する2人が対談 11月1日スタート
――個性的なキャラクターが多いのも本作の魅力です。特にこの人が気になる、という人物は?
間宮さん:キャラクター的にはピストルさん演じる村田さんです。世捨て人で、他の人たちとは別のベクトルの哀愁を感じますよね。組を背負っていたり、チームを大きくしたいとか、ウツロみたいに何かをぶっ壊したいみたいな欲がなく、一種の覚悟と諦めと哀愁が感じられて悪人だらけの中で異彩を放っていると感じます。
一ノ瀬さん:僕は武田航平さん演じるケンゴです。こういう人、いる!という説得力があるのですが、実際演じるとなるとすごく難しい役だと思うんです。いろいろと不憫なところや調子の良いところも含めて、すごく魅力的に演じられていて、好きなキャラクターになりました。
――玉山鉄二さん演じる九条がタモツに裏社会で生き抜く術を伝授していきますが、参考になるとか、なるほどと思ったアドバイスはありますか?
間宮さん:道具屋の仕事中は、一人称を“俺”と言わずに“僕”と言って下手(したて)に出ろという教えがあるんですが「僕は自分のことを“僕”というタイプです」という印象を相手にあえて与えるというのは、なるほどと思いました。タモツ自身も劇中で使い分けているので、芝居的には大変でした(笑)。「今“俺”って言ってましたか?」と確認しながらやっていました。
一ノ瀬さん:僕は「下手に出ながらもなめられないように」というアドバイスは印象的でした。僕は言うなればなめられやすいほうなので(笑)。仕事の現場だと、どうしても人の顔色をうかがってしまうんですよね。言われたとおりにちゃんとやらないと……って。ある程度自分を持った上で、自分の意見も伝えていかないといけないなというのは改めて思いました。
――ちなみに、今お互いに聞いてみたいことはありますか?
間宮さん:えっと、普段は何してますか?
一ノ瀬さん:えっ(笑)。
間宮さん:まだまだ知らないことだらけなんです。さっき、ディズニーが好きって言っていたけど、まだそれぐらいしか情報がありません(笑)。