「闇バイト」強盗の実行犯が「お店に立ち寄っているかも」…茨城県警、コンビニなどに注意喚起チラシ
首都圏で「闇バイト」による強盗事件が相次いでいることを受け、茨城県警が県民に注意を呼びかけるチラシを作成した。関連が疑われる事件は県内ではまだ確認されていないが、隣接県では複数発生しており、一層の警戒を促す狙いがある。
チラシは一般住宅向けに加え、コンビニとタクシー会社向けの計3種類。各警察署が配布している。「関東一円で強盗事件が多発しています」と記載し、一般住宅向けには、戸締まりや防犯カメラの設置などの対策を呼びかける。
また、実行役が犯行時に使用する用具を事前に購入したり、移動手段としてタクシーを使ったりする可能性が高いことに着目。
コンビニ向けのチラシには、軍手や粘着テープの写真を付けて「お店に立ち寄っている可能性があります」と注意喚起した。タクシー会社には「土地鑑のない若者が乗車し、住宅街を指定する」「誰かの指示を受けている様子で、緊張感から顔がこわばる」と特徴を列挙。不審な利用客がいた場合は、警察に情報提供するよう求めている。
千葉や埼玉など隣県では、複数人で住宅に押し入って住人を縛ったり殴ったりして金品を奪う事件が多発している。県警生活安全総務課は「まずは住宅に入らせないことが重要。チラシを通して警戒を高めてほしい」と呼びかけている。