2台のPGC10に、ケンメリR、そして同時期に入手したKPGC10|歴代GT-Rが4台収まるガレージ
【旧車の棲むガレージ 歴代GT-Rが4台収まるガレージ】 配管、溶接など金属加工にかんする仕事ひと筋で、ゴルフも賭け事もせず、ひたすら仕事に打ち込んで来たSさんにとって、クルマは唯一の楽しみ。そんな姿を長年見守ってきた奥さまだけに、新しいガレージの建設についてもきっと快く後押ししてくれたハズだ。 【画像33枚】虚飾をきらうオーナーだが、何気なく並べられたパーツ類は貴重な品ばかり。フルOH済みで、キャブはウエーバー42DCOE8のファンネル仕様の1台や、当時のパーツなどでチューンされた1台など、個性のある4基のS20型が搭載されるエンジンルーム 天井が高く、最上部には明かり取り用の窓も設けられているため、ガレージ内に漂う雰囲気はまさに「ゆったり」という表現がピッタリ。屋内を見渡しても華やかなデコレーションは皆無で、ポスターや写真なども目立たないサイズの物が2~3点ある程度。その代り、何気なく並べられているステアリングやエアクリーナーボックスなどのパーツ類については、ほぼすべてが当時モノの貴重なオリジナル品。 虚飾を嫌い、シンプルに徹するというスタンスはそれぞれのクルマにも反映されており、いずれもノーマルらしさにこだわったレストアが行われている。 ちなみに最初に手に入れたGT-Rは手前から3番目の69年式PGC10。その後に隣の70年式PGC10、さらに奥にある72年式2ドアHTのKPGC10、最後に73年式ケンメリのKPGC110を入手。 これだけの顔ぶれともなると、保管しておくだけでもひと苦労かと思われるが、Sさんは「GT-Rの魅力は、乗ってこそ分かるモノ」と、晴天の日曜日には早朝からその日の気分に合った1台に乗り込み、なじみの旧車仲間たちが集う近くの海岸までのドライブを楽しんでいるという。 初出:ノスタルジックヒーロー 2019年 6月号 Vol.193 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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