【独自】TSMC熊本工場の内部へ①社員食堂のメニューには涵養米も
世界最大手の半導体受託製造企業、台湾TSMC。熊本県菊陽町の第1工場が2024年内に本格稼働します。機密保持の観点から、徹底した情報管理が行われ、ベールに包まれてきたTSMCの工場。12月、熊本朝日放送の取材が許可されました。 工場に入る際には、取材に必要なカメラ機材以外、スマートフォンなどは持ち込むことができません。空港の保安検査のように探知機を通過する必要があります。これは、取材者だけでなく、工場で働くスタッフも全員だそうです。
記者がまず訪れたのは食堂。900人収容できるという食堂は、お昼時とあって、大勢のスタッフが休憩していました。 工場は24時間稼働しているため、食堂は朝3時半から深夜1時半まで開いているそうです。ロールキャベツのセットは617円、一番人気のJASM特製唐揚げ丼は580円とリーズナブル。台湾出身者はベジタリアンも多いため、ベジタリアン専用のビュッフェも。ごはんには、地下水涵養をしている田で栽培された米が使われています。
スタッフ以外には開放されていませんが、この日は、特別に記者も味わうことができました。 食堂のスタッフは、時給3000円と言われたりしていましたが、果たして?食堂スタッフに聞いてみると「表に出ている情報は本当じゃないです」と返ってきました。 地上4階建ての熊本工場。県民が注目する地下水問題で重要な役割を担う処理施設は、地下にあるといいます。続いては、水処理施設へ向かいます。(「くまもとLive touch」12月11・12日放送)