「植物でシャンプーできるなんて」児童びっくり 大学の広々植物園で自然触れる教室、木の実食べ興味津々
子どもたちが植物に触れ、自然科学への興味や関心を育む教室「植物のフシギを学ぼう」が7日、摂南大枚方キャンパス(京都府八幡市、大阪府枚方市)であった。参加者は木の実を食べたり、薬草の香りを楽しんだりしながら、五感を使って知識を深めた。 キャンパス内の薬学部の薬用植物園は温室など合わせて約2500平方メートルあり、園内には薬草など約500種類以上が栽培されている。参加者は園内を回り、カカオの実を観察したり、レモンやミカンを収穫したりした。 実験では採取したバジルの種に水分を含ませるとどうなるかや、マメ科のハーブ「バタフライピー」の青色のお茶にレモン汁を入れて色の変化を見比べた。ほかに、ムクロジの実を使って天然のシャンプーを作った。 田辺東小3年の児童(9)は「大学生になるのが楽しみになった。植物でシャンプーができると知ってびっくりした」と話した。 京都府京田辺市の主催で、同大学と連携した教室開催は初めて。市内の小学生が参加した。