ドラ1には届かずも…「ドラフト13番目」の指名選手(6)2023年ドラフトの対象者は?
いよいよ球春到来を迎えたプロ野球。2023年ドラフト会議では計122人が指名され、NPB入りの切符を掴んだ。中でもドラフト1位入団の選手には大きな期待がかけられるが、ウェーバー順となる2位指名の選手の中にも、ドラ1候補と目されていた実力者が多くいる。ここでは、ドラフト13番目の指名でプロ入りした現役選手を紹介したい。
津田啓史(中日ドラゴンズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:181cm/88kg ・生年月日:2002年11月23日 ・経歴:横浜高 –三菱重工East ・ドラフト:2023年ドラフト2位 直近の2023年ドラフト会議で、13番目の指名となったのが、中日ドラゴンズに入団した津田啓史だ。 横浜高では1年秋から正遊撃手に定着し、2年春の甲子園に出場。最後の夏は神奈川県大会準々決勝で敗れる悔しい結果となったが、同級生の度会隆輝(現:DeNA)らとともに、チームの中心選手として活躍した。 卒業後は、社会人野球の三菱重工Eastへ。入社2年目からレギュラーを掴み、2022年には社会人日本選手権、2023年は都市対抗と全国の舞台も経験した。 抜群の身体能力を誇り、走攻守三拍子揃った大型ショートとしてスカウトからも高く評価された津田。迎えたドラフト会議では、1位指名後にウェーバー順で最初となった中日から2位指名。高卒3年でプロへの切符を掴んだ。 攻守に粗削りな部分はあるが、パンチ力ある打撃に強肩を活かした遊撃守備、ダイヤモンドを駆け回る脚力は目を見張るものがある。内野のレギュラーが固まっていない中日だけに、ルーキーイヤーからの台頭が期待されている。
ベースボールチャンネル編集部