〔vol.80〕【40代まつげの新常識】黒でばっちりあげるは古くさい!「上げる×色で抜く」が洗練の秘訣
やっぱりまつ毛は上げたほうが華やか!でも盛りすぎないよう色で調整を
「年々、まぶたが重たくなって目ヂカラが低下したように感じる……」という方は特に、まつ毛は根元からぱっちり上げるのがおすすめです。まつ毛はあまり上げないのがトレンドの時期もありましたが、それはあまり気にせず「全人類まつ毛は上げる」でOKです。まつ毛を上げることで目元がぱっちりして、瞳に光が入りやすくなるので明るいイキイキとした印象に見せられますよ。 ただ、まつ毛をぱっちり上げた際に注意したいのがマスカラの色。ここでいつも通り黒マスカラをたっぷり塗ると、ちょっと主張が強すぎるかも(最近、黒マスカラがまたブームではありますが、その場合は全体のバランス調整が必要なので、また後日記事でお伝えしますね!)。 そこで、ぱちっと上がったまつ毛をいかしつつ、程よく抜け感と華やかさを活かせるのがオレンジブラウンのマスカラです。 以前の記事でもお伝えしましたが、色味が超重要! 黒と同じくらい豊富にあるブラウンマスカラの中でも、オレンジみを感じるブラウンを選ぶことがポイントです(オレンジのカラーマスカラではなく、定番ブラウンマスカラの中のオレンジみのものがおすすめ)。
こちらはまつ毛を上げず、黒のマスカラを塗った状態。黒マスカラなのでフレーム感はありつつ、上げすぎないことで確かに抜け感があります。が! 大人の方の場合、目元が重くぼんやりして“抜けすぎ”の危険性も。
こちらはまつ毛をしっかり上げて、黒マスカラを2度塗りした状態。目元がぱちっと華やかにはなりますが、今度はまつげの主張が強すぎて少し古い感じも……。
こちらは、まつ毛を上げてから、オレンジみのあるブラウンのマスカラをたっぷり2度塗りした状態。まつ毛が上がって目元のぱっちり感がありつつも、まつ毛自体は繊細で柔らかさがあるので、厚ぼったさがありませんよね。ほんのりカラーニュアンスがあるので一気に洒落感もアップします。
まつ毛しっかり上げてから1本1本を360度コーティング
1、根元からまつ毛を上げる アイラッシュカーラーでまつ毛の根元を挟んだら、手首をスナップさせてひじを持ち上げながら、挟む位置を少しずつ毛先へずらしていく。 2、上まつ毛の両面にマスカラをたっぷり塗る 上まつ毛の根元にたっぷりマスカラ液をつけたら、毛先にむかってすっと伸ばす。上まつげの両面を同様に塗って、まつ毛をくまなくマスカラでコーティングする。 3、ブラシを縦にしてさらに付け足す マスカラ液を付け足して、ブラシを立ててまつ毛1本1本を上げつつセパレートさせるように整えていく。 4、下まつ毛は横→縦塗りで 下まつ毛用にマスカラ液を付け足したら、ブラシを横にして下まつ毛の根元から毛先に向かってひと塗り。その後、ブラシを縦にしてまつ毛1本1本に付け足し、整えていく。 抜け感ありすぎ、頑張りすぎ……あなたの今のまつ毛メイクのさじ加減、いかがでしょうか? アイシャドウの色を問わず、黒マスカラ感覚でOKなので、ぜひ「上げる×オレンジみブラウンマスカラ」のまつ毛メイク、お試しくださいね。
撮影/榊原裕一(人物)、河野 望(静物) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/程野祐子 モデル/鈴木美季 構成・文/村花杏子
長井 かおり