ホークスのレジェンド・攝津正氏が長崎県対馬市に惚れ込み交流を深める理由
~対馬は離島だが福岡からすぐの場所にある
「対馬市は日本本土から147㎞、朝鮮半島から49.5㎞に位置しており、全体の約90%が山林で覆われている島・対馬の自治体」(ながさき経済web)という。 「離島ということもあり、行くのが難しい印象がある。でも福岡から飛行機だと約30分で行けるので、むしろ近い場所にあります。そういう部分を理解してもらえれば、観光やスポーツといった多くの文化的交流ができると思います」 「野球ができるグラウンドも多くあります。今はプロ野球ができるレベルのものはないですが、アマチュアの合宿等は十分にできる。体育館や宿泊施設もあるので、そういうものをうまく活かせれば九州における野球のメッカ的存在にもなれるのではないでしょうか」
12月7日には、平成国際大学女子硬式野球部と折尾愛真高校女子硬式野球部(福岡)の親善試合が開催されることも決定した。 「イチローさん(元マリナーズ他)が中心となり女子野球を盛り上げようとしています。でも、それ以外でも女子野球はいろいろな場所で行われていますので、もう少し話題になって注目されて欲しい。今年の全国高校女子硬式野球選手権大会決勝戦も甲子園でしたから」 「対馬で野球イベントをできることが広く知られれば、この先に大会や合宿等が開催される可能性も出てきます。野球を通じて足を運んだ人は対馬の素晴らしさを絶対に体感できるはずです。そういった人を1人でも増やせれば嬉しいです」
「対馬に対してさらに大きな興味が出ました。プライベートでもまた行きたいです」と攝津氏は語る。社会へ向け常にアンテナを張り続けている中で出会った対馬という場所は、攝津氏に神様が授けてくれた宝物の1つかもしれない。そのような素晴らしい場所を1人でも多くの人たちに知ってもらい、共有するための活動をこれからも続けていく。 (取材/文・山岡則夫、取材協力/写真・攝津正、鴛海秀幸)