安い上に準備も簡単なので、毎日の夕食は「スーパーの刺し身」と「納豆ごはん」です。一般的な夕食と比べて、どれだけ「節約」になっているでしょうか?
疲れているときには夕食の準備をできるだけ簡単に済ませたいという人も多いでしょう。スーパーで出来合いのものを買えば比較的安く済ませられるのでは、と考える人もいるかもしれません。 この記事では、「スーパーの刺し身」と「納豆ごはん」にかかる費用や夕食の価格を抑えるコツなどを調査しました。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
「スーパーの刺し身」の栄養価
刺し身の主な栄養価を以下表1でまとめました。
※文部科学省「食品成分データベース」を基に筆者作成
「納豆ごはん」の栄養価
納豆ごはんの主な栄養価を以下表2と表3でまとめました。
※文部科学省「食品成分データベース」を基に筆者作成
※文部科学省「食品成分データベース」を基に筆者作成
「スーパーの刺し身」の価格
農林水産省の「食品価格動向調査」によれば、「魚介類」の価格はおおむね以下表4の通りです。
※大臣官房政策課食料安全保障室「食品価格動向調査(魚介類)」を基に筆者作成 「刺し身」はこれらの価格に、加工や盛り付けにかかる費用を上乗せしたものと考えられます。
「納豆ごはん」の価格
総務省統計局が毎月実施している「小売物価統計調査」によれば、2024年8月の「うるち米(単一原料米、「コシヒカリ」以外)」は東京都区部で1袋5キロ2772円でした。また、「納豆」(3パック)は98円でした。 1回で140gのごはんを食べると仮定した場合、1食分は約37円です。納豆は1パック約32円なので、「納豆ごはん」の価格は約69円になります。
「スーパーの刺し身」と「納豆ごはん」は平均費用と比べて安い?
「ホットペッパーグルメ外食総研」が2019年に行った調査によれば、「自宅での普段の夕食」の平均支出は626円でした。夕食を「スーパーの刺し身」と「納豆ごはん」にした場合、想定される費用は約377円~531円になります。 平均より節約できる可能性がありますが、刺し身の種類や量によっては平均費用をオーバーする可能性がある点に注意が必要です。
夕食の価格を抑えるコツ
1週間分の夕食の材料をまとめ買いし、1日単位の価格を抑える方法もあります。1週間分のまとめ買いの費用を3500円ほどに抑えれば、夕食1食は500円ほどになります。夕食の平均支出よりも約120円節約できる可能性があります。