【尼崎ボート・GⅠダイヤモンドC】宮地元輝 特別インタビュー 「〝賭けがい〟のある選手でありたい」/11月10日開幕
最低体重の引き上げが後押し
――減量の苦労は大きいですか。 「無理に減量するとやっぱり体調に異変がありますね。追い込み過ぎて、へんとう炎になりそうだったこともあるし…。ただ、最低体重が52キロ(2020年11月から。それ以前は51キロ、さらにその前は50キロ。満たない選手は不足分の重りを背負う)に引き上げられたことは、自分にとってはかなり大きなプラスですね。仮に普段の自分が55キロだとして、3キロ落とすのと4キロ落とすのとでは負担が全然違いますから」 ――高身長や骨太、筋肉質の選手には恩恵が大きい。 「濱野谷憲吾さんとか海野康志郎さんも、かなり効いていると思いますよ。年間を通してずっとギリギリの体重管理で勝負しなくても済みますからね」 ――実際、GI初VもSG初Vも最低体重が52キロになってからですね。その活躍もあって、ファンの声援は年々、大きさを増すばかりです。 「自分の舟券を買ってくれているわけですから、やっぱりそういうお客さんの声援はうれしいですね。一人のレーサーとして、賭けがいのある選手、お客さんに買ってもらえる選手になりたいという思いがありますからね」
「命を懸けて優勝を目指す」
――年末の大一番グランプリを目指した争いも、今大会が終わればSGチャレンジカップを残すだけです。 「グランプリ出場権のこともありますし、SGも取りたいとは思いますけど、まだ来年のSGクラシック(3月、若松)の出場権がないんですよ。ここで優勝できれば、精神的にだいぶ楽になりますね(GⅡ以上の優勝者は出場権を即獲得)」 ――最後に意気込みをお願いします。 「命を懸けて優勝を目指して頑張ります」