国分寺でご当地ガチャ 「だんごの輪島」「ムタヒロ」など懐かしの施設も
ご当地カプセル玩具「ガチャタマシリーズ」から、国分寺の定番スポットや人気店をかたどった「国分寺ガチャ」第1弾の販売が11月15日、国分寺市内の店や施設で始まった。企画はアルシェ(さいたま市)とミーツ国分寺(国分寺市本町3)。(立川経済新聞) 【写真】国分寺ガチャタマ アルシェは2021年3月、地元民にしか分からないディープでマニアックなものをラインアップした「大宮ガチャ」を発売し、シリーズ販売累計40万個を超える人気商品となった。これまでに大宮、浦和、与野のほか、仙台や浜松など各地のご当地ガチャタマを展開。今回の国分寺が15カ所目で、都内では東銀座に続いて2カ所目。 ミーツ国分寺販促担当の稲田さやかさんは「昨年4月、当施設5周年記念の企画を考案していた時に同社の取り組みを知り、ラインアップのセレクトやデザイン制作の協力を依頼した。企画に関わる社員で市内在住者がいないため、市内在住の知り合いに昔話を聞いて回ったが、なくなった施設は、なかなか担当者にコンタクトが取れず苦労した。市観光大使の土屋礼央さんから話を聞くなど、検討を重ねてようやく実現した」と話す。 ラインアップは、元プロボクシング世界王者の輪島功一さんが経営する和菓子店「だんごの輪島」、同市発祥のラーメン店「ムタヒロ」、スコーン専門店「キィニョン」、喫茶店「でんえん」、中華料理店「ビジネス千成ホテル・淡淡」、商業施設「ミーツ国分寺」と「セレオ国分寺」、路線バス「戸倉循環バス」の8種と、レアアイテムとして、2008(平成20)年10月に閉鎖したボウリング場「国分寺パークレーン」。 アルシェ社長の中島祥雄さんは「国分寺の人たちが好きなものを吟味してセレクトした。多摩地域は魅力がある場所が多いので、これから他の地域にも展開していきたい」と意気込む。 稲田さんは「同商品を持っていることで話が盛り上がり、新たなつながりができるとうれしい。近隣地域の人たちにも知ってもらい、実際の場所にも足を運んでもらえれば」と呼びかける。 価格は1個300円。設置場所は、ミーツ国分寺のほか、国分寺マルイ(南町3、現在準備中)、味噌中華そばムタヒロ(西恋ケ窪2)、むたひろ食堂(東恋ケ窪4)の4カ所。売上金の一部は、地域の文化振興のため国分寺市に寄付する。
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