オリックス中嶋監督が退任表明 4連覇逃す
オリックスの中嶋聡監督(55)が6日、楽天モバイルパーク宮城で行われたレギュラーシーズン最終戦の楽天戦後に、今季限りでの退任を表明した。就任4年目の今季はパ・リーグ4連覇を狙ったが、63勝77敗3分けで5位に終わり「優勝していたチームがここまで落ちるということの責任はしっかり取りたい」と心境を語った。 2020年のシーズン途中に監督代行となり、翌21年に監督に就任して25年ぶりのリーグ制覇。22年には日本一に輝いた。今季は絶対的エースだった山本由伸が米大リーグへ移籍したほか、主力に故障者が相次ぎ上位争いに加われなかった。球団は若手を育てながら昨季まで3連覇した手腕を評価し続投を要請していたが、中嶋監督は「もう一回やり返したい気持ちももちろんあったが、やり返すのは新しい方のほうがいい」と話した。 福良淳一ゼネラルマネジャーは「とても残念な気持ちであることは当然だが、その手腕には心からの感謝と最大限の賛辞を贈りたい。さらに強いチームをつくりあげることがわれわれの使命」などとコメントした。