ØMI×SKY-HI、今市隆二×北山宏光……三代目JSBと親交深いアーティストによる相次ぐコラボ
2024年も下半期に入り、7月6日に新曲「BLAZE」をリリースした三代目 J SOUL BROTHERS。一方で、上半期はメンバーのソロ活動も活発に行われていた。ボーカルの2人に着目すると、ØMIと今市隆二それぞれが事務所の垣根を越えて、自身と親交の深いアーティストとコラボレーションを果たしている。 【写真多数】三代目 J SOUL BROTHERS、東京ドームライブ メンバー同士で綱引きも ØMI「Purple Pill feat. SKY-HI」 まず、ØMIはSKY-HIとデジタルシングル「Purple Pill feat. SKY-HI」を6月21日にリリースした。ØMIにとっては、約2年ぶりのソロ新曲となる。2人は同い年で、SNSで一緒に食事に行ったことを投稿するなど(※1)、以前から親交があることを明かしていた。 ØMIはInstagramライブで、本曲のトラックは以前からあったものの、1人で歌うイメージが湧かず音源化されていなかったと話していた。SKY-HIとコラボするにあたり、キャラクターや声質が彼に合っていると感じ、「やるとしたらあの曲だ」と思ったのだという。「Purple Pill」は、この2人だからこそ世に送り出された曲だったのだろう。 同曲では“レペゼン日本”をテーマに掲げており、〈場違いなくらい暴れてたいな/間違ってるのは世界の方だから〉〈しがらみの上/そう Break, break new way〉といった、自ら新しい道を切り拓いていくようなメッセージが歌われている。ØMIの艶やかで伸びのある歌声に、SKY-HIの切れ味鋭いラップ。絡み合う2つのボーカルが対照的だからこそ、お互いの良さがより際立っている。 昨年2月、SKY-HIがパーソナリティを務めるラジオ『DIVE TO THE NEW WORLD』(J-WAVE)にØMIがゲスト出演した際には、「K-POPとかを見ていると、ヒットアーティストが他のヒットアーティストと絡んでいる機会が多い」(SKY-HI)、「島で盛り上げるよりはシーン全体を底上げすることが日本のエンタメとか音楽シーンには必要」(ØMI)などと、日本の音楽シーンについて熱く語っていた2人。今回の楽曲には、そんな彼らの信念が表れているようにも思う。コラボからも、楽曲自体からも、“不必要な縛りを取っ払って、もっと面白いことをやっていきたい”という2人の気持ちが伝わってくるのだ。