「キラキラ感をみせて20代女性が憧れるように。あくまでも戦略的」merchu・折田楓社長(33)が漏らしていた“オシャレSNS投稿”のドライすぎる本音
折田氏は件のnoteで「東京の大手代理店ではなく、兵庫県にある会社が手掛けていた」ことをアピール。今後の選挙でのPR依頼を期待したのだろう。「齋藤さんを勝たせたのは私ですよ」とはしゃぐ気持ちはわかるが、公選法のことなどはよく知らなかったようだ。 立花党首や折田社長のSNS効果もあって、齋藤氏のSNSのフォロワーは9月末の約8万人が選挙直後には3倍以上に増えていた。 しかし当の齋藤知事は、折田氏について「若干の戸惑いがある」と話している。県幹部の自殺やパワハラ問題など四面楚歌の状態で立候補し、「独りぼっちからの逆転当選」のイメージで人気の高まった立場としては、法律違反があるかどうかは別にしても表沙汰にしてほしくなかった内容だろう。 そのため「齋藤支持者」から折田氏への批判も強まっており、「顧客からの仕事内容を公表するなんてとんでもない。ましてや協議している写真まで公表するなんて。もう誰も依頼なんかしないだろう」という声も多い。
齋藤知事は「名前は知っていました」と突き放すような発言
また兵庫県の複数の有識者会議の委員を有償で務めていた折田氏が、県知事選で齋藤氏の支援をしたことも問題になっている。 11月27日に会見した齋藤知事は二言目には「代理人に聞いてください」を繰り返すばかりだったが、直後に代理人の奥見司弁護士が会見した。 奥見氏によれば齋藤知事と折田氏の出会いは、自動失職して再選を目指す中で、齋藤氏の支援者がボランティアを探して折田夫妻が浮上したという。 しかし齋藤氏側はmerchuに対してSNSでのPRなどは求めておらず、あくまでもポスター制作などの依頼だけだったと主張した。そして折田氏のnoteについて「事実である部分とない部分が記載されている。広報全般を任されたというのは事実ではない」とした。「盛っている」との言葉も使い、虚偽や誇張や粉飾があることをにおわせたが、「折田社長を訴えたりする予定はない。今は、あくまでも違法性がないことを周知させたいだけ」とした。 選挙期間中、折田氏は齋藤氏の選挙カーに上って齋藤候補の足元にしゃがみこんで最至近距離から、動画撮影してライブ配信していた。齋藤氏は会見では折田氏について当初「名前は知っていました」程度に話していたが、そんな人を選挙カーに上がらせはしまい。 会見で奥見弁護士に「選挙カーにまで上がらせて動画を取らせているのは、相当の信頼関係があったはず」と尋ねると、奥見氏は「そうでなくとも上がらせることもあるのではないか」と答えた。 「折田さんはビジネスとしてとらえていたのではなく、齋藤さんを熱烈に支持したボランティアということですか?」と畳みかけると「そうです」という回答。