角田裕毅、国歌斉唱遅刻でRBに168万円の罰金!F1スチュワードは「開催国への敬意を」と強調
2024年F1第9戦カナダGP(ジル・ビルヌーブ・サーキット)で、角田裕毅(RB)の「遅刻」に対して約168万円(1万ユーロ)の罰金が科せられた。 ●【2024F1第9戦カナダGP】決勝レースのタイム差、周回数/スケジュール・全セッションの結果 原因は決勝レース前の「国歌斉唱の遅刻」だ。FIAフォーミュラワン競技規則第19.4条b)の違反により、当該競技者(Visa Cash App RB F1 Team)に1万ユーロの罰金が科せられた。 スチュワードは、メディア代表からの報告を受け、22号車(角田裕毅)のドライバーが国歌斉唱に遅刻したことを確認した。ビデオによる証拠を検証した結果、角田裕毅が確かに国歌斉唱に遅れたことが判明した。 チームは、ドライバーにタイミングを適切に伝えられず、そのため遅刻を招いたと説明したが、ドライバーにも時間通りに到着する責任があると認めた。ドライバーは自らのミスに気付いた後、可能な限り迅速に国歌斉唱に参加しようと努力したことも記されている。 スチュワードは、国歌斉唱への参加がレース前の重要な手続きの一部であり、開催国への敬意を示すものであることを強調。また、過去の事例では軽いペナルティ(戒告)が課されていることが多いものの、今回は罰金を科すことは妥当であると考えているとしている。 1チームあたり2024年のバジェットキャップは年間1億3500万ドル(約211億円)で、168万円が占める割合はわずか0.008%に過ぎないが、わずかな確認ミスでホンダの軽自動車N-BOXの新車相当の金額が没収されてしまった。 チームと角田裕毅は、F1カナダGP予選前に2025年の1年契約を発表したばかりで、このレースではポイント圏内を走行していたが「自らのミス」で貴重なポイントを失い、罰金も科せられてしまった。