【初タイトルへ(1)】「チームに恩返しを…」プロ17年目の舞行龍ジェームズ選手が感じるチームの変化 名古屋“永井謙佑選手”に警戒心も
MVPへの憧れも…念願の“初タイトル”へ
負けたらそこで終わりとなるカップ戦。舞行龍選手にとっては忘れられない大会があるという。 「9年前かな、一番タイトルまで近くなったのは。自分が新潟にいるとき、ルヴァンカップで準決勝まで進めたときが一番近かったが、逆転負けしてしまった。今回、決勝まで行けたことはすごく個人的によかったし、チームとしても初めての優勝チャンスなので、楽しみたいと思う」 念願の決勝で舞行龍選手が狙うのがMVPだ。 「自分が点を決めてMVPになりたい。川崎時代に自分と同世代だった新井章太選手が2019年の決勝でキーパーをやっていた。新井選手はなかなか出番がなかったが、決勝でPKも止めて優勝して、MVPをもらったのを見て、憧れのようなものを抱いている。自分もそういう勝ち方ができたら最高だが、それよりも、ただ優勝したい。なんでもいいので」 個人タイトルへの憧れも口にするが、それ以上に新潟の初タイトル獲得に燃えている。 「チームとして優勝して、サポーターが喜べばそれが一番。良い雰囲気の中で、絶対このクラブに初優勝をもたらして、最後カップを上げてみんなで喜びましょう」 長年にわたって新潟の最終ラインを支えてきたベテランが、初のタイトルをもたらしてクラブに恩を返すことができるのか。 国立競技場での決勝は、11月2日に行われる。 (NST新潟総合テレビ)
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