極太テールパイプを初披露!アウディA4後継の新型「RS 5アバント」600ps超えの圧倒的存在感を見ろ!
リアクォーターのフィラーフラップの存在は、RS5がPHEVになることを裏付けており、アウディの既存の2.9リットルV6ツインターボ燃焼エンジンのバージョンを搭載することを示唆している。先代モデルに値する「RS 4」のV6は、最高出力450psだったが、新生RS 5では、最高出力608ps以上も期待されている。 先代の「RS」より内側に取り付けられた巨大な楕円形のエキゾーストパイプは最終生産バージョン 【写真】アウディ・RS5 アバント 新型プロトタイプのスパイショット アウディは、ベストセラー「A4」後継モデルとなる「A5」セダン/アバントを今夏発表したが、その頂点に君臨する「RS 5アバント」量産型の最新プロトタイプをスクープ班のカメラが捉えた。 直近では、セダンのプロトタイプが多数目撃されていたが、アバントは約半年ぶりの出現だ。 同ブランドでは、「TT」と「R8」が廃止され、「RS 6」もラインの終わりに近づいているため、内燃機関によるパフォーマンスラインナップは少し減少傾向にある。しかし、生産準備がほぼ整ったRS 5新型はその不安を一蹴してくれる。 もうおわかりだと思うが、今後アウディはICEモデルを奇数に、EVモデルを偶数のネーミングが与えられる。7月にデビューした新しいA5と、S5のセダンとワゴンは、旧A4とS4の代替品だが、セダンは実際にはリフトバックなので、旧A5/S5スポーツバックの代替品でもある。 捉えたプロトタイプのフロントエンドには、多数のセンサーを組み込んだより広大なグリルを装備、垂直方向のエアカーテンと、水平方向の要素を備え、角張ったインテークが側面に配置されていることもわかる。またカスタマイズ可能なLEDデイタイムランニングライトを組み込んだ新ヘッドライトユニットも確認できる。 側面では、前後に張り出したフェンダーがあり、フロントには、ホイールとドアの間にスリムなエアアウトレットが配置されている。足回りでは、各アーチの下に詰め込まれた5本スポークのリムは、直径も幅も巨大であることがわかる。 注目は後部だ。先代の「RS」より内側に取り付けられた巨大な楕円形のエキゾーストパイプが初めて露出、これが最終生産バージョンに採用されることは間違いない。 さらに、リアクォーターのフィラーフラップの存在は、RS5がPHEVになることを裏付けており、アウディの既存の2.9リットルV6ツインターボ燃焼エンジンのバージョンを搭載することを示唆している。先代モデルに値する「RS 4」のV6は、最高出力450psだったが、新生RS 5では、最高出力608ps以上も期待されている。 もしそれよりずっと少ない馬力で登場した場合、RS5は最高出力680psを誇るメルセデスAMG「C63」と比べるとパワー不足に見えるだろう。しかし、AMGの販売不振が、直列8気筒から直列4気筒にダウングレードしたことによるものだと考えるなら、パフォーマンスモデルは、パワーがすべてではないことを裏付けている。 RS5新型は2025年初頭にデビューし、同年の後半に2026年モデルとして発売されると予想されている。ヨーロッパでは、リフトバックセダンとワゴンの両方のボディスタイルが発売されるが、アメリカではセダンのみになるようだ。
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