川村水産(滑川)の「いかの黒作り」グランプリ 「伝統食を次世代に」
川村水産(滑川市三穂町)の「プレミアムいかの黒作り」が、食品の評価・認証制度「ジャパン・フード・セレクション」で最高賞のグランプリを獲得した。黒作りは富山の郷土食で、川村雅江社長は「伝統食を次世代につないでいきたい」と意気込んでいる。 富山湾産のスルメイカを使い、イカ墨を使った独自の調味液などで味付けした。審査ではイカの身の甘さや味付け、見た目のインパクトなどが評価された。 川村社長は、近年、黒作りが食卓に並ぶ機会が減っていると説明。長年の購入者から白米に黒作りとバターを乗せた食べ方がお勧めとの声を聞いており、「新しい食べ方として伝えたい」と話した。 180グラム入りで1404円。同社や、富山駅前の商業施設「きときと市場とやマルシェ」、県内の北陸新幹線3駅にある「おみやげ処」などで販売している。