センバツ2023 選手紹介/1 報徳 盛田智矢/社 高橋大和 /兵庫
阪神甲子園球場で3月18日から開幕するセンバツに、6年ぶり22回目の出場を決めた報徳学園と19年ぶり2回目の出場となる社。憧れの大舞台に向けて、練習に取り組む選手たちを紹介する。【大野航太郎、喜田奈那】 ◆報徳 ◇ハンカチ王子を尊敬 盛田智矢(2年) 伸びのある直球と縦に大きく落ちるカーブが武器の大型右腕。センバツでは「どんな調子でも勝つのがエース。チームを勢いづける投球をしたい」と意気込む。 理想に掲げるのは、「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹さんが夏の甲子園で活躍した時の投球だ。「球の伸びがすごく、チームを勝たせる姿がかっこいい」と尊敬する。 近畿大会では準々決勝の履正社戦で足をつって降板し、思うような投球ができなかった。「日ごろのトレーニングの大切さが良くわかった」と振り返る。冬は下半身の強化に取り組み、体重も増加。「しっかり踏ん張って投げられるようになってきた。実戦で試したい」と闘志を燃やす。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)187センチ・85キロ(2)右・右(3)投手(4)神戸市立歌敷山(5)卓球 ……………………………………………………………………………………………………… ◆社 ◇「むぎちゃん」が癒やし 高橋大和(2年) 秋季大会では、エース右腕としてチームを引っ張った。県大会の育英との3位決定戦は、延長十三回に及ぶ接戦で、相手打線を抑えて完投。チームを近畿大会に導いたことが自信につながった。 140キロを超える伸びの良い直球とカーブやチェンジアップなど多彩な変化球が持ち味。だが、近畿大会では準々決勝の智弁和歌山戦で5失点と打ち込まれ、力不足を実感した。直球の威力をさらに上げようと、ウエートトレーニングに励んでいる。センバツでは「完封試合で、相手を圧倒する投球をしたい」と力を込める。 自宅で飼っている雌猫「むぎちゃん」をこよなく愛し、練習の疲れを日々、癒やしてもらっている。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)178センチ・71キロ(2)右・左(3)投手(4)加東市立社(5)猫と遊ぶ ……………………………………………………………………………………………………… 【メモの見方】(1)身長・体重(2)投・打(3)ポジション(4)出身中(5)趣味 〔神戸版〕