全仏オープンジュニア出場権争い 4強出揃う、東京で熱戦<ジュニアテニス>
ローランギャロス・ジュニア・シリーズ by ルノー
男子テニスで元世界ランク4位の錦織圭がアジアシリーズのトーナメント・アンバサダーを務めるジュニアテニスのローランギャロス・ジュニア・シリーズ by ルノー(日本/東京、レッドクレー)が18日に大会3日目を迎え、予選ラウンドロビンが終了し、男女のベスト4が出揃った。 同大会には2025年の本大会出場時点で17歳以下の選手が出場する。トーナメント・アンバサダーには錦織が就任し、全仏オープンジュニアを目指す子どもたちのチャンスと経験の場をサポート。大会に出場するジュニア選手へのアドバイスも行う。 大会3日目は予選ラウンドロビン3試合目が行われ、男子では柳宏優、女子では早坂来麗愛らが決勝トーナメント進出を決め4強入りを果たした。 <18日の試合結果> ※[]内はシード ●男子 ■グループA 松村怜 6-3, 6-3 D・クヴァソフ(ウズベキスタン) ■グループB [2]D・ザルガスバイ(カザフスタン) 6-2, 6-3 A・トシュムハメドフ(ウズベキスタン) 川口孝大 7-6 (13-11), 6-4 駒田瑛人 ■グループC [3]川西飛生 6-3, 6-1 R・アリ・ダ・コスタ(インドネシア) 渡邉栞太 6-2, 7-6 (7-1) へ・ハオロン(中国) ■グループD [4]S・チェン(香港) 6-0, 6-0 A・トレブキン(カザフスタン) 柳宏優 6-2, 6-4 小林兼輔 ●女子 ■グループA [1]シャオ・ユシャン(中国) 6-0, 6-0 石井心菜 上村睦実 6-1, 6-1 S・イサコヴァ(カザフスタン) ■グループB イ・ユーニン(チャイニーズタイペイ) 6-0, 6-0 [2]ザン・ズィイェ(中国) 早坂来麗愛 6-3, 6-0 伊藤凜 ■グループC [4]リ・ハユン(韓国) 3-6, 6-2, [10-6] 市岡梓奈 Y・ヤサマン(イラン) 6-3, 7-6 (7-4) 渡辺葵依 ■グループD ザン・ルイエン(中国) 6-4, 6-0 [3]リン・ユーチェン(チャイニーズタイペイ) 上方璃咲 6-0, 6-0 D・デ・シルバ(スリランカ) <決勝トーナメント進出者と19日の試合予定> ●男子 [2]D・ザルガスバイ(カザフスタン) vs 川西飛生 [1]田畑遼 vs 柳宏優 ●女子 上村睦実 vs 上方璃咲 渡辺葵依 vs 早坂来麗愛 (左から)上村睦実、上方璃咲、早坂来麗愛、渡辺葵依 【大会概要】 大会名:ローランギャロス・ジュニア・シリーズ by ルノー 日程:2024年10月16日(水)~10月20日(日) 会場:第一生命相娯園テニスコート(世田谷区給田1-1-1) サーフェス:レッドクレーコート ドロー:男女16ドロー 出場資格:2025年出場時点に17歳以下の選手 試合方式:10月16日~18日 4名1グループによるラウンドロビン戦を行う。 10月19日~20日 グループ1位の選手が決勝トーナメントへ進出。準決勝、決勝を戦う。 ※男女優勝者は2025年全仏オープンジュニア大会の本戦ドローへの出場権が与えられる。 【会場について】 第一生命相娯園テニスコートは2022年に誕生した、FFT監修、JTAプロデュースの本格的赤土コート。クレーコートシーズンはナショナルチームもトレーニング拠点としている。毎年、全国小学生テニス選手権(全小テニス)も開催されている。 【大会開催の背景】 今大会がアジア地域で開催される理由は、プロのトップ選手の中でヨーロッパや北アメリカ出身選手は多く存在するが、それと比較してアジア出身選手が少ないのが現状となっている。プロテニスを束ねるATP、WTA及びITFにおいて、さらにアジアの選手を多く輩出したいという目的が、開催の背景にある。 【選手選考方法】 アジア出身でITFランキング上位6名(男女)が自動的にローランギャロス・ジュニア・シリーズ by ルノー東京大会の出場資格が得られる。 日本はホスト国枠として男女各4名の選手の枠が与えられる。カザフスタン及び中国の予選大会からは男女各4名の選手が東京大会の出場権を得られる。 残り4つのワイルドカードは錦織が男女1名ずつ、ATFが男女1名ずつを選び、ローランギャロス・ジュニア・シリーズ by ルノー東京大会が開催される。
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