【定額減税】年金を「月24万円」受け取っている両親。給与所得がないと、6月の「定額減税」は受けられないのでしょうか? 年金受給者は“減税タイミング”にも注意が必要な理由も解説
年金受給者は減税タイミングに注意
注意すべきは、所得税と住民税で控除のタイミングが異なる点です。一般的には、6月から減税のメリットを受けられる、と考えられがちですが、住民税は2024年10月に受け取る年金から減税が行われます。6月に定額減税の総額が控除されていないからといって、すぐさま問題ではありませんので注意しましょう。
複数の年金を受け取っている場合や給与所得がある場合
一般的な年金である老齢年金以外に、障害年金や遺族年金などを受け取っている場合や、仕事を継続しているなどで給与所得がある場合は、それぞれの源泉徴収額から定額減税が実施されます。収入の関係でそもそも確定申告が不要であるという人は除いて、基本的には確定申告で最終的な年間の所得税額と定額減税額が精算されます。
まとめ
年金受給者が定額減税によるメリットを受けられるタイミングは、一般的な給与所得者とは異なります。また、複数の年金を受け取っている場合や給与所得がある場合は、基本的には確定申告を行い、年間の所得税額と定額減税額を精算します。正しく仕組みを理解して、減税のメリットを有効活用しましょう。 出典 日本年金機構 公的年金から源泉徴収される所得税等の定額減税 日本年金機構 公的年金等からの所得税・個人住民税の定額減税Q&A 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部