周南市大津島「回天」戦没者の追悼式
山口朝日放送
決死の出撃が始まってから今年で80年となります。 人間魚雷「回天」で戦死した搭乗員たちの追悼式が周南市大津島で10日行われました。太平洋戦争末期大津島には回天の訓練基地が置かれていました。1944年11月8日に「回天」が初めて出撃したことから大津島では毎年この時期に追悼式が行われています。式では地元の中学生や高校生が平和への思いを語りました。 中学生「回天特攻会の悲劇の作戦は何度聞いても恐ろしく悲しい気持ちになります。戦争イコール原爆と思われがちですが原爆のほかにも悲惨な出来事があったことを忘れてはいけないと思います」。 戦死した回天搭乗員や整備員は145人。平均年齢はおよそ20歳でした。 遺族「若い方が高校生中学生がいろいろお話しいただいて継承していかないとだめということが改めて胸によみがえってきました」. およそ100人の参列者は慰霊碑に白い菊の花を手向けていました。