「一生忘れられない1日になった」大谷翔平が前人未到「50-50」を一気に超え「51ー51」到達…3打席連続本塁打を含む6打数6安打2盗塁10打点に「人生初。自分でもビックリ」
ドジャースの大谷翔平(30)が19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場、1回、2回に盗塁を決めて51個に乗せ、6回に49号、7回に50号、9回に51号を放ち、一気に前人未到の「50‐50」を達成した上に「51ー51」に到達した。2本の二塁打を含む6打数6安打10打点で120打点となり松井秀喜氏が持つ116打点の日本人シーズン最多打点記録も更新した。またチームは20ー4で勝利して12年連続のプレーオフ進出を決めた。大谷にとってメジャーに来て7年目で初のポストシーズン進出となった。 【永久保存映像】可愛い!大谷の愛犬デコピンが見事に始球式を務める
敵地のローンデポパークが騒然となった。 「49ー51」と王手をかけて迎えた7回二死二、三塁の場面。一塁は空いていたが、3-12の点差もあって、4番手のバウアンが勝負してきた。暴投があり、さらに12点目が入った直後だった。外角低めへのナックルカーブをフルスイングすると打球は、逆方向のレフトへ高く舞い上がり、そのままスタンドイン。それを見届けた大谷は、ドジャースのベンチに向かって何やら吠えた。ぴょんぴょんと飛びはねてから、ダイヤモンドを1周し、ベンチ前で待ち受けたナイン、そしてロバーツ監督と抱擁した。敵地だったが「50‐50」の偉業達成にスタンディングオベーションが鳴りやまず、大谷はベンチ前へ出て、そのファンに帽子をふって応えた。 「今日勝ってよかったです。(50‐50を)早く決めたいなというのがあったので今日決められて、一生忘れられない日になるのかなと思います」 試合後フィールドでのインタビューで大谷は笑いながら答えた。 この日の大谷は神がかっていた。 先頭打者としてライトフェンス直撃の二塁打で出塁すると、いきなり初球に三盗を決めて、50個目の盗塁を刻んだ。「48ー50」として記念の三塁ベースはスタッフによって取り外された。続く2回二死一、二塁の第2打席は、ライトへタイムリーを放ち、今度は二盗に成功。「48-51」とした。 3回二死一、三塁の第3打席は、左中間を破る2点タイムリー二塁打、そして6回一死二塁の第4打席に49号2ランが飛び出した。スライダーを豪快に右中間スタンドへ運んだ。これで「49ー51」となり大記録へリーチをかけた。 そして7回。2打席連続本塁打を放ち、“リーチ一発”で、メジャー史に残る「50‐50」を成し遂げたのである。
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