韓国人観光客が「マナー違反」「逆ギレ」に“もう耐えられない”、日本で起きている「オーバーツーリズム」の“ひどい現実”
「観光公害問題」はまだまだこれから
結局のところは「自分がした行いがどういう結果を招くか」ということよりも「この程度なら大したことないだろう」程度に思ったり、「自分だけではない」といった開き直りの態度や考えがこういう行動に現れるということだと思うのだ。 今回のこのニュースはやはり韓国でも報道され、案の定「対馬は韓国のものだ」などというコメントもあったものの、その一方で、自国民の行動を「恥ずべきこと」として客観的に見ている意見も多々挙げられていた。その一部を抜粋してみると、「韓国に来た中国人の行動を見て批判的なことを言うくせに、自分のことは棚に上げているのは恥ずかしい」、「こういう奴は単独行動では何もできず、集団となると気が大きくなる」、「この観光客は逆ギレしたと言うが、仮に自分の家の敷地でタバコやゴミのポイ捨てをされても平気なのか?」といったものや、「喫煙違反に関する罰金の額をもっと引き上げて厳しくしない限りこういう問題はなくならない」という声があった。 一部の韓国人観光客の非常識な行動によって被害が出ること、印象が悪くことは不快である上、残念であるし、「人のフリ見て…」ではないが、自身も海外で生活する身として、行動には十分注意しなくてはならないと改めて思うのである。日本ではこれに限らず、インバウンドの急増にともなって増えているこうした「観光公害問題」はさらに大きな問題になっていくだろう。 さらに連載記事『韓国の観光客が「放尿する」「ゴミを捨てる」…! 韓国で新たな「マナー違反」騒動が勃発で、韓国で「深すぎる闇」が急浮上してきた』では、いま韓国で起きている“もう一つの異変”についてレポートしよう。
田中 美蘭(ライター)