玄関土間収納のある間取りは快適。靴、園芸用品、作業着…マルチな物置きに
玄関に土間収納をつくれば「家の中に持ち込みたくないけど、外にも置きたくないもの」を収納できて便利です。4年前に地元工務店で家を建てた日刊住まいライターは、玄関横に自転車も置ける広さの土間収納をプラン。壁一面の可動棚には、50足以上の靴がすっきり収まります。アウトドアグッズや園芸用品もこの場所に。おまけに犬小屋まで兼ねるマルチな土間収納をご紹介。
玄関には自転車が収納できる土間収納を希望
筆者は夫とふたり暮らし。4年ほど前に地元工務店で、延床面積35坪の2階建ての注文住宅を建てました。 1階にはLDKと小上がりの畳コーナー、水回り。2階には個室とクローゼットのある間取りです。玄関には、土間収納(シュークローゼット)をつくりました。ちなみに広さは、合計で3.5畳ほどあります。 もともと筆者は、玄関の広い家に憧れていました。ですから家づくりでは、土間収納をつくるか迷っていました。3.5畳のスペースに、土間収納をつくると玄関が狭くなってしまうからです。 土間収納がなければ、広めの玄関が実現できます。しかし、先に家を建てた友人から、「玄関には絶対、土間収納があった方がいい」と強く勧められ、土間収納をつくることにしました。 つくるとなると、次はどのくらいの広さにするか決めなければいけません。筆者は、自転車が置けるくらいの大きさにしたいと要望しました。わが家は駐輪スペースがありません。そのこともあって、もし自転車を買ったら、家の中に置きたいと思ったからです(結局自転車は買っていませんが…)。
土間収納をつくっても玄関は広く見せたい!
土間収納をつくるにあたり、要望したことは、以下の2点です。 ・玄関が狭く見えないようにすること ・靴が多いので、たくさんしまえる大容量の収納 玄関が狭く見えないように、土間収納と玄関の間に扉はつくりませんでした。実際に暮らしてみると、写真のように収納は丸見えになります。しかし、土間収納も玄関の一部になるので、実際の広さ以上に広く見えます。 また、もうひとつの要望である大容量の収納は、奥の壁一面につくった可動式の棚で実現できています。 オープンな土間収納なので、おしゃれな空間になるように壁紙選びにもこだわりました。 わが家を訪れた人には、「土間収納だけコンクリート打ちっぱなしなんや」とよく言われます。しかし、これはコンクリート打ちっぱなし風の壁紙。ガレージっぽく見える見た目も気に入っています。それにキズにも強く、汚れも目立たないのもよかったと思っています。