九産大4季連続優勝 ドラフト上位候補の浦田俊輔 失策直後の先頭打者弾でチームに勢い【福岡六大学野球秋季リーグ戦】
◆福岡六大学野球秋季リーグ戦第6週第1日 九産大13-5日経大(8回コールド)(12日・福工大) ■卒業から2年、福大同期がプロの1軍舞台で再会2ショット【写真】 首位の九産大が1番浦田俊輔(4年・海星)の先頭打者弾など本塁打攻勢で日経大を破り、8勝1敗で1試合を残して4季連続48度目の優勝を決めた。九産大は明治神宮大会出場を懸けた九州大学選手権(11月2日開幕、会場未定)に出場する。 ドラフト上位候補の遊撃手浦田が、今季1号の先頭打者弾など2安打3打点の活躍で九産大を4連覇に導いた。初回に自身の失策絡みで大量5点のリードを許すも、直後にフルカウントから内角高めの直球をライトへ。「塁に出て取り返そうという気持ちが最高の形になった」と反撃のアーチを笑顔で振り返った。 九産大は3回に6番北村健一郎(3年・有田工)の満塁弾で逆転すると、リリーフ陣が無失点リレー。最後は主将の3番市丸紘樹(4年・唐津商)が8回に右越えの3ランを放ってコールド勝ちを決めた。 今季の九産大はエース水崎康平(3年・沖学園)が3勝を挙げるなど投手陣が安定し、失点はこの日までの9試合でリーグ最少の15。打線もリードオフマンの浦田をはじめ勝負強いバッティングでリーグ戦を勝ち抜いた。 プロ野球全12球団から調査書が届いているという浦田は、24日のドラフト会議について「不安もあるが、やるべきことはやってきた。楽しみに待ちたい」と期待。春秋連続の全国舞台が懸かった九州大学選手権に向けては「リーグ優勝で終わりにせず、チーム全員のレベルを上げないといけない」と、表情を引き締めた。(山崎清文)