物価高と円安、年末年始に影 予算27%増も、民間調査
調査会社インテージ(東京)が25日に発表した年末年始に関する調査で、国内での予定があると回答した人の予算平均額が4万5235円と、昨年から27.8%増加した。一方、半数以上がおせちなどの費用を減らすと答えた。海外旅行も回復せずに物価高と円安が影を落とした。担当者は「人の移動は活発になるが、節約志向は強い」と分析した。 調査は11月24~27日にインターネットで実施し、15~79歳の男女計5千人から回答を得た。 帰省や旅行の予定は「ない」が56.2%と最多だったが、前年を6.5ポイント下回った。「実家への帰省」は2.5ポイント増の18.5%。40~50代の伸びが高かった。