竹田麗央、史上4人目「初Vから2週連続V」へ「飛ばし屋に有利なコースだと思う。苦手意識ない」 叔母の平瀬真由美は2度V/フジサンケイレディスクラシック
女子ゴルフの「第42回フジサンケイレディスクラシック」(サンケイスポーツなど主催)は19日、静岡・伊東市の川奈ホテルGC富士C(6494ヤード、パー71)で開幕する。18日はプロアマ戦が行われ、前週ツアー初優勝を果たした竹田麗央(りお、21)=ヤマエグループHD=も出場してコースを確認。叔母の平瀬真由美(54)が2度頂点に立っている大会で、史上4人目の「初Vから2週連続V」を目指す。 【写真】家族と一緒に記念撮影をする竹田麗央 確かな自信を胸に、尊敬する叔母、平瀬真由美が2度制した大会に挑む。竹田はプロアマ戦で潮風を受けながら最終調整。3度目となる川奈での戦いを心待ちにした。 「やっぱり景色がきれい。風が強く吹くコースなので、うまく対応できるかがポイントになる」 ドライビングディスタンス254・55ヤード(ランク3位)の飛距離を武器に、今季7試合でトップ10が5度と成長著しい21歳。難コースの川奈で開催のこの大会には、過去2度出場して25位と18位だが、「飛ばし屋に有利なコースだと思うので、苦手意識はない」と言い切った。 前週の「KKT杯バンテリンレディス」で、最終日に3打差を逆転してツアー初優勝。今季4度目だった最終日最終組から待望の頂点に立ち、地元・熊本のギャラリーの大歓声を浴びた。 その反響は大きく、SNSには100件以上の祝福メッセージが届いた。憧れているツアー通算21勝のイ・ボミ(韓国)からも「おめでとう」とメッセージをもらい、「すごくうれしかったです」と頰を緩めた。また、家族と焼き肉店に出向き、祝勝会を開催。自身の支払いで、おいしい肉を食べながら「また来週からも頑張ってね」と激励され、心身ともに力を蓄えた。 〝きょうだいタッグ〟で頂点を狙う。「普段からキャディーさんに頼り過ぎていると思ったので、今回は自分を頼っていきたい」と、今大会は大学まで野球一筋の兄、有男(ゆうた)さん(24)をキャディーに任命。タッグを組むのは、6位に入った3月の「アクサレディス」以来2度目で、有男さんは「アドバイスするわけではない。(次のストロークとの)間とかでゴルフと関係のない話をして、いい感じに楽しくできたら」と話した。精神面でサポートしてもらう。 「今週も上位争いして、2勝目を挙げられるように頑張りたい」。前週に続いてテレビ解説を務める叔母の前で、史上4人目となる、初Vから2週連続Vに挑む。(鈴木和希)