米メディアで議論…MVP争いで大谷翔平とジャッジが接戦?!
記事は、今季のジャッジと大谷の成績について触れ、「ジャッジは現在1961年にヤンキースのロジャー・マリスが達成したア・リーグ記録のシーズン61本塁打を追いかけている。ジャッジは、また他の打撃スタッツとともに、よく論議される選手貢献指数のWAR(7.0)やOPS(1.076)、得点(96)、打点(100)でもトップに立っている。一方、大谷は今シーズンに104年ぶりとなる10勝、10本塁打を達成し、26本塁打(MLB10位)を打っている」と続けた。 また「大谷の2桁奪三振9度は、2022年のメジャートップ。彼は、シーズン奪三振(157)で7位。WAR(5.7)で5位、敬遠(12)は2位になっている。6月には、8打点を記録し、翌日に13奪三振を奪ったこともあった」と大谷の記録を付け加えた。 その上で、エンゼルスの2人の大谷MVP支持者の意見を紹介した。 先発投手陣の1人、パトリック・サンドバルは「ジャッジは信じられない年を過ごして、多くの本塁打を打ち、OPSもとても高いが、ショウヘイは、打撃をしながらエリートレベルで投球している。大きな論争になるべきことではないと思う」と語り、内野手のデビッド・フレッチャーは「ショウヘイの投球と打撃があれば、それより大きな価値を提示することは難しいだろう」と、大谷のMVPを後押しした。 またMLB公式サイトも前日に「ア・リーグのMVPレースは思っているよりも接戦だ」との見出しを取り、同サイトの関係者4人による大谷とジャッジのMVP争いについてのオンライン討論を紹介した。 エディターのアリソン・フッター氏が司会を務める討論で、まずアナリストでありデータ分析者のマイク・ペトリエロ氏が、「どっちつかずの答えになるが、どちらもMVPを受賞するにふさわしく、2人のどちらかが受賞すべき。チーム成績が悪いからといって大谷を外すことはない。また投球をしないからといってジャッジを除外することもない。私なりの選択はあるが、両選手とも(MVPとなる)とても優れた根拠がある」とし、アナリストで野球研究者のサラ・ラング氏は、「大谷は、昨年よりも投手として優れた結果を出しており、(打者としての)バレル率がトップ5にいる。ジャッジもMVPとなる素晴らしい根拠を持っていて、今年は(二刀流が目新しかった)2021年とは違う」と語り、大谷が二刀流のアドバンテージを持たないことを主張した。