能登半島地震の被災地を襲った記録的豪雨から1カ月。被災地を支援しようと、ボランティア団体がチャリティーコンサートを開催しました。 　子どもたちがピアノの演奏や歌などを披露し、訪れた約160人を楽しませました。 　コンサートを開いたのは、熊本市を中心に音楽を通じたボランティア活動に取り組む「カンタービレ」です。 　代表の堀川恭好さんは、元日の能登半島地震後から被災地の子どもたちを支援しようと、使わなくなったピアノを集めて現地に届ける活動をしています。 　きっかけは、災害でピアノが壊れ、弾けなくなった音楽教室などの子どもたちの存在を知ったことです。 　これまでに電子ピアノとキーボード、計22台を贈りました。 　元日の地震に続き、9月21日、記録的豪雨に襲われた能登半島。ピアノを贈った子どもたちのなかには、仮設住宅やふるさとを離れ慣れない地域で生活している人もいます。 　 　代表の堀川さんは「音楽の力で被災した子どもたちに少しでも元気になってもらいたい」と話します。 　今回のチャリティーコンサートで集まった寄付金約20万円と新たに寄付されたピアノ３台などは、11月、能登の子どもたちへ届けられる予定です。