帝京大対天理大　帝京大に勝利し笑顔を見せる天理大ナイン（撮影・たえ見朱実）

＜全日本大学野球選手権：天理大3－0帝京大＞◇13日◇準々決勝◇神宮 　天理大（阪神）が帝京大（首都）を下し、同大学初の4強入りを果たした。三幣（みぬさ）寛志監督（44）は「大学の歴史の中でベスト8が最高の成績だったので、まずはベスト8の壁を越えようという話は選手としていたので、率直にうれしいです」と喜んだ。 【一覧】全日本大学野球選手権・組み合わせ 　2試合連続コールド勝ちの打線が、効果的に得点を重ねていった。初回、無死三塁から2番藤田大吾外野手（3年＝立正大淞南）の左前適時打で先制。3回には先頭の1番井脇将誠外野手（4年＝尽誠学園）が右越えのソロで1点を追加し、なおも2死二塁からこの日22歳の誕生日を迎えた主将の5番下林源太内野手（4年＝天理）が左中間を破るバースデー適時二塁打で3点目を奪った。 　投手陣は先発右腕の長野健大投手（4年＝松商学園）が6回4安打2失点と好投。7回から登板した左腕の吉岡大誓投手（4年＝天理）が2回無失点の好投。9回は横手投げの長尾渉佑投手（3年＝岡山商大付）が1回無失点でリードを守り抜き、過去3度阻まれた4強入りの壁を打破した。 　12日に大会タイ記録となる7打席連続安打を放った4番石飛智洋外野手（4年＝出雲西）は初回に右飛に倒れ、新記録達成ならず。この日は4打数無安打と快音は響かなかった。 　15日の準決勝では前回大会王者の強豪・青学大（東都）と対戦する。