16歳久保凛が女子800メートルで決勝進出 田中希実、卜部蘭らと同組で激走1位 今季GPシリーズ3連勝の新星【陸上日本選手権】
◆陸上 日本選手権(29日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム) パリ五輪の代表選考会を兼ねて女子800メートルの予選が行われ、3組に出場した久保凛(東大阪大敬愛高)は2分3秒60で1位となり30日の決勝に進んだ。同組で前日28日の1500メートルを制した田中希実(ニューバランス)は2分4秒36で3位。2位は卜部蘭(積水化学)で2分4秒09。 ■ピンクのユニフォームで快走するドルーリー朱瑛里【写真】 久保は和歌山県出身で、小学校時はサッカーに取り組んでいた。小学校高学年の時にジュニアの駅伝大会に出場したことがきっかけで、中学から本格的に陸上を始めた。いとこがサッカー日本代表の久保建英(レアル・ソシエダード)の16歳。昨夏の全国総体の800メートルも制しているほか、今季は著しい成長を示す。「金栗記念」「静岡国際」「木南記念」とシニア大会で3連勝をマークするなど勢いに乗る中で頂上決戦に挑む。パリ五輪の参加標準記録は1分59秒30。
西日本新聞社