試合前のノッカー、女子部員もOKに 18日開幕のセンバツから
日本高校野球連盟と毎日新聞社は1日、18日開幕の第95回記念選抜高校野球大会から、試合前のノックで女子部員がノッカーを務めることを新たに認めると発表した。21世紀枠で選出された城東(徳島)は部員が少なく、女子部員が普段の練習でノッカーをしており、甲子園でもノッカーを務められないかという学校側からの要望を受けて決定した。 【岡田結実さんや小芝風花さんらも…歴代センバツ応援イメージキャラクター】 1日に開催された大会運営委員会で決まった。普段の練習からノッカーをしていることが条件で、主催者が大会前に実施する監督会議などで各校に安全対策について説明するという。女子部員を巡っては、2022年7月に試合中に審判にボールを渡す「ボールパーソン」や試合前のノックでボールを渡すなど練習を補助することが認められた。 1996年夏の全国選手権大会から女子部員の記録員がベンチ入りできるようになり、東筑(福岡)の女子マネジャーが初めてベンチに入った。16年夏の全国選手権大会の甲子園練習では、大分の女子マネジャーがユニホーム姿でノックのボール渡しをするなどの練習補助をした際、安全面を懸念した大会関係者に制止され、議論を呼んだ。【大東祐紀】