「YOASOBI」出席の米晩さん会…幻の「大谷選手招待案」
国賓待遇での岸田首相の米訪問。大統領主催の公式晩さん会には「YOASOBI」などの著名人が参加したが、実は幻の「大谷選手招待案」があった。 【画像】「国賓待遇」首相の米訪問…到着も“スペシャル”
♢ ♢ ♢
■公式晩さん会 YOASOBI、ロバート・デ・ニーロさんなど
ホワイトハウスで開かれた大統領主催の公式晩さん会。著名人ゲストとして、日本からは音楽ユニット「YOASOBI」、車いすテニスの国枝慎吾選手らが、アメリカからは俳優のロバート・デ・ニーロさん、アップルのティム・クックCEOなどが招待された。
■著名人ゲスト選定に苦労「かたっぱしから声をかけた…」
今回「著名人ゲスト」はホスト側であるアメリカが招待状を送ったという。このゲスト選定、複数の関係者によると「かなり苦労した」という。ある政府関係者は「著名人に片っぱしから声をかけたが、なかなか実現しなかった」と話している。 複数の関係者が、バスケの八村塁選手、野球の松井秀喜さん、俳優では渡辺謙さん、真田広之さんなどが候補として挙がったと話している。
■幻の「大谷選手招待案」…「昼の試合終わりでも間に合う」
実は、複数の日米政府関係者によると、ドジャースの大谷翔平選手の参加も水面下で確かに探っていたという。今年1月ごろ、ある外務省幹部はドジャースの試合日程を見て「ミネソタで昼に試合があるので、試合の後、プライベートジェットで行けば、時間的には間に合う」と話していた。 3月に入っても「晩さん会は夫婦で招致するので、大谷選手が夫人と一緒にきたら大注目だ」などと話している人も。別の政府関係者は「大谷選手が来れなくても、ミネソタに行ってバイデン大統領向けのサインボールをもらってきたらどうだ」などという案も出ていた。 ただ、シーズン中ということもあり、調整が難しかったとみられ、実現には至らなかった。さらに、ある政府関係者は、呼んだら呼んだで「政治利用しているとみられるリスクが大きい」と慎重な意見も政府内にはあった。こうして、大谷選手招待案は幻となった。