プロ野球の12球団合同トライアウトが14日、ZOZOマリンで行われ、楽天を戦力外となった清宮（せいみや）虎多朗投手（24）が登板した投手の中で最速154キロをマーク。ロッテの菅野剛士外野手（31）を空振り三振に斬るなど、NPB復帰をアピールした。 12球団の編成担当者が見守る中、全8球中6球が150キロを超えた。「戦力外になって1カ月くらい時間がたったけど…。シーズン中よりいい状態に仕上げられて、やってきたことをしっかり出せたと思う」。2人目の打者にフォークを右前に運ばれ「もう一つ落としたかったけど」と悔しがったが、現時点でベストは尽くした。 千葉・八千代松陰出身。高校野球最後の公式戦がZOZOマリンだった。「ここで負けたんで。不思議な縁を感じたけど、凄く投げやすかった」と話した。 今後はNPB他球団からの吉報を待つだけ。「いい知らせがあるといいですね」と1メートル90の長身右腕は祈るような面持ちだった。
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