王者のロドリゲスが来日「私に勝つのは難しい」 5月4日に大阪で西田凌佑が挑戦
プロボクシングのIBF世界バンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲス(31)=プエルトリコ=が23日夜、関西国際空港に到着した。5月4日の初防衛戦(エディオンアリーナ大阪)で同級1位の西田凌佑(27)=六島=の挑戦を受ける。「若くて良いボクサーだとは思うが、私とは経験の差が大きい。自分が優れたボクサーであることを証明する」と勝利を宣言した。 ロドリゲスは4カ月前から高地のメキシコシティでキャンプを実施。ブエルトルコに帰らず、米カリフォルニア州ロサンゼルスを経由して来日した。メキシコシティでは約200ラウンドのスパーリングを重ねてきたといい、「最高の状態に仕上がっている。私に勝つのは難しいと思う」と自信をのぞかせた。 2012年6月にプロデビューしたロドリゲスは18年5月の王座決定戦で判定勝ちし、同王座を獲得。19年5月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝で当時のWBA世界同級正規王者の井上尚弥(大橋)に2回TKO負けし、一度は同王座から陥落したが、昨年8月に返り咲いた。 現在の世界のバンタム級はWBAが井上拓真(大橋)、WBCが中谷潤人(M・T)、WBOがジェーソン・モロニー(オーストラリア)が戴冠。このうち井上、モロニ―は5月6日に東京ドームで王者として防衛戦を闘うことになっているが、ロドリゲスは「中谷も井上もモロニ―も良いボクサー。彼らに勝って自分がバンタム級でナンバーワンであることを証明するため、今回の試合に勝って統一戦に進んでいきたい」と闘志を燃やした。 戦績はロドリゲスが25戦22勝(13KO)2敗1無効試合。世界初挑戦の西田は8戦8勝(1KO)。