子どもが浪人生に…かかる費用はいくら? 「先輩」保護者に聞いた
予備校が安心感につながる
駿台予備学校で長らく入試情報部門の責任者を務めてきた教育ジャーナリスト・石原賢一さんにも、浪人時代の過ごし方について聞きました。 「今は予備校や大学生などがYouTubeで講義動画を発信する時代なので、予備校に行かなくてもなんとかなります。とはいえ、予備校に通うメリットは少なくありません。最大のメリットは、生活リズムの管理ができること。平日は朝から予備校に通うことで、おのずと生活リズムが整い、勉強を進めやすくなります。さらに、組織(=予備校)に所属していることや、困ったときにすぐに質問や相談ができる環境は、不安定な立場の浪人生にとって安心感につながります。100万円を超える費用も、決して高くはないと思います」 浪人が決まると本人はもちろん、親もショックを引きずってしまうものです。しかし、次こそいい結果につながるように浪人生活をどう過ごすのか、気持ちを切り替えて最良の選択をしたいものです。
朝日新聞Thinkキャンパス