大田泰示（2024年9月28日撮影）

　DeNAは1日、来季の戦力構想外を通告した10選手を発表した。対象選手は大田泰示外野手（34）、楠本泰史外野手（29）、西浦直亨内野手（33）、三浦銀二投手（24）、高田琢登投手（22）、大和内野手（36）の支配下6選手と育成の村川凪外野手（26）、小深田大地内野手（21）、ウィルニー・モロン投手（23）、アレクサンダー・マルティネス投手（21）の10選手となった。 【写真】来季の戦力構想外となったDeNA大和 　大和は17年オフにFAでDeNAに移籍。直近の3年間は牧からお願いされる形で鹿児島・鹿屋合同自主トレを継続するなど、チーム最年長プレーヤーとして存在感は大きかったが、移籍7年目の今季は42試合出場で打率2割4分7厘、3打点だった。 　大田は日本ハムを自由契約となった21年オフに加入。長打力のある右の外野手として、22年には62試合で打率2割7分8厘、5本塁打をマークした。昨季も75試合に出場するなど、在籍3年間で通算137試合に出場し、1月には林と米サイパンで合同自主トレを行うなど、若手に慕われた。しかし今季は3月のオープン戦で左ハムストリングを肉離れ。開幕1軍を逃すと、16年目で初めて1軍出場がなかった。2軍では8月、9月で打率3割4分7厘と尻上がりに状態を上げ、健在ぶりをアピールしていた。 　楠本は17年にドラフト8位で入団。持ち前の打撃センスを武器に代打の切り札として存在感を示してきたが、今季はここまでキャリア最少の18試合の出場にとどまった。イースタン・リーグでは28日ロッテ戦で3打数2安打と42年ぶりの優勝に貢献していた。 　西浦は23年に阪口とのトレードでヤクルトから加入。在籍2年で21試合に出場し、5安打を放っていた。ヤクルトのルーキー時代の14年にはプロ野球史上初となる新人選手の開幕戦初打席初球初本塁打を放っていた。 　三浦は21年ドラフト4位で入団。ルーキーイヤーの22年には開幕1軍入りし、6試合に登板したが、昨季は1試合、今季は1軍登板なしに終わっていた。イースタン・リーグでは17試合に登板し、2勝1敗、防御率8・62だった。 　高田は20年ドラフト6位で入団も、1軍登板はなし。イースタン・リーグでは今季13試合に登板し、0勝4敗、防御率8・55だった。 　育成の村川は50メートル5秒5の俊足を武器に、昨季はイースタン・リーグの盗塁王を獲得。2月の春季キャンプも育成選手で唯一、A班（1軍）メンバー入りしていた。イースタン・リーグでは74試合に出場して打率3割8厘、OPS・785と打撃でも成長ぶりを見せつけ、12盗塁を記録していた。 　小深田は20年ドラフト4位で入団も1軍出場はなく、23年オフに育成選手として再契約を結んでいた。 　モロンとマルティネスは昨季までロッキーズ傘下でプレーし、今季が加入1年目。ともにドミニカ共和国から来日し、2軍で登板経験を積んでいた。