九州経済圏の9月輸出額が最高の1兆943億円…半導体等電子部品が30・6%増
門司税関は、九州経済圏(九州・山口・沖縄)の9月の貿易統計(速報)を発表した。輸出額は前年同月比0・7%増の1兆943億円と29か月連続で前年を上回り、9月としては比較できる1979年以降で最高となった。半導体関連が好調だった。 【動画】来春拡張完了の福岡空港、大幅な機能強化について担当者に聞いた
品目別では、「半導体等電子部品」が、30・6%増の1802億円で、12か月連続のプラスとなった。香港や韓国向けが好調だった。「船舶」も32・0%増の500億円と伸びが大きかった。
一方、全体の輸入額は1・2%減の8388億円で、2か月連続のマイナスだった。「原粗油」が31・3%減の1383億円と大きく減り、「石油製品」も27・0%減だった。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は7・5%増の2556億円で、8か月連続の黒字となった。