改良版ポルシェ911カレラS/カレラSカブリオレの予約受注開始! 3.0Lツインターボは480psにパワーアップ!
ポルシェジャパンは1月9日、改良を受けた新しいポルシェ911カレラS/911カレラSカブリオレの予約受注を開始した。税込車両価格は911カレラSが2203万円、同カブリオレが2457万円で、ハンドル位置はいずれも左右から選べる。 クーペのカレラSで3.3秒の0-100km/h加速タイムを実現。最高族は308km/h 911カレラSは、エントリーグレードのカレラと上級版に位置づけられるカレラGTSの間を埋めるモデルだ。このたびの改良では3.0L水平対向6気筒ツインターボエンジンが、従来から30ps上乗せとなる480psに高められた。530Nmの最大トルクは従来から変わっていない。8速DCT(PDK)を組み合わせ、後輪を駆動するそのパフォーマンスは、クーペのカレラSで3.3秒の0-100km/h加速タイム、308km/hの最高速をマークする。 標準装備の大幅アップグレードもニュースだ。これにはスタッガードタイヤを装着した20/21インチカレラSホイール、シルバーのテールパイプを備えたスポーツエグゾーストシステム、カレラには設定のないPTV+(ポルシェトルクベクトリングプラス)が含まれている。 新しいブレーキシステムはドライビングダイナミクスの面で大幅にアップグレード。カレラGTSと同様に標準装備されるレッドのブレーキキャリパー、そしてフロント408mm、リヤ380mmのディスクが卓越した制動を保証する。 さらにパフォーマンスを向上させるオプションも用意。要望に応じてサーキットで実証済みのPCCB(ポルシェセラミックコンポジットブレーキ)システムと、10mm低い車高とリヤホイールステアリングを組み合わせたPASMスポーツサスペンションを設定。 油圧ダンパーは先代モデルよりも最適化されて精度と応答性が増し、ドライバビリティがさらに向上している。リヤアクスルステアリングと組み合わせたステアリングはよりダイレクトになり、フロントアクスルの運動特性も調整された。これによってさらに俊敏でダイレクトなハンドリングが実現するとともに、高速走行時の安定性も大幅に向上している。 インテリアはブラックのレザーパッケージを標準装備。クーペのシート、ヘッドレスト、ダッシュボード、ドアパネル、オプションのリヤシートシステムは、スムースレザートリムで仕上げられている。他のカレラモデルと同様に、標準の2シーターレイアウトの代わりに可倒式リヤシートを追加料金なしで利用することもできる。カブリオレのリヤシートシステムは標準装備となる。さらに、インテリアの広い範囲をカバーするレザーを、グローブボックスリッドやサイドパネル、シートベースなどさらに広範囲に使用するオプションも用意されている。要望に応じてクレヨンのコントラストステッチの追加も可能だ。 なお、カレラSには全モデルシリーズのアップグレードされた標準装備が採用されており、マトリックスLEDヘッドライトやワイヤレススマートフォンチャージャーなどが含まれている。オプションとして、フロントアクスルのリフトシステム、革新的なHDマトリックスLEDヘッドライト、サーキット走行に最適なポルシェトラックプレシジョンアプリを含むスポーツクロノパッケージなどが設定された。
MotorFan編集部