中部大春日丘が12大会連続14度目の花園出場 2年生SH荒木奨陽が先制トライ【高校ラグビー愛知県大会決勝】
◇16日 ラグビー 全国高校ラグビー大会愛知県大会決勝 中部大春日丘59―7名古屋(愛知県春日井市のスポーレ春日井) 中部大春日丘が12大会連続14度目の花園出場を決めた。 170センチ、70キロと小柄なSH荒木奨陽(しょうや、2年)が大きな仕事をやってのけた。試合開始直後、自陣ゴール前深く攻め込まれる時間が続いたが、粘りの守備でボールを奪うと前半3分、敵陣でボールを受けた荒木が右中間に先制トライ。「ディフェンスが頑張った。自分がファーストトライを取ってやる」と奮起した。 1トライを返された後、後半27分にも荒木が見せた。敵陣で、相手ボールスクラムから出たボールを狙い通りのパスカットから右に展開した。最後は自分で右隅に持ち込み、相手の戦意を奪うトライ。「ディフェンスは持ち味」と得意とするタックルも連発し、守備でも勝利に貢献した。 それでも納得はしていない。「ディフェンスは良かったが、攻撃はまだまだ。ゲームコントロールを担うSHとしては、花園までに攻撃のバリエーションを増やしたい」と修正を図る。 今年のチームは3年生が先発15人中3人しかいない。主将のプロップ川島大虎(3年)は「2年生はいろいろ意見も出してくれる。自分は主将として多くの意見を一つにまとめるようにしている。3年生は少ないが、ラストイヤー。意地を見せたい。目標はベスト4以上」と意気込んだ。
中日スポーツ