「豪雨仮設」18日着工 県、輪島に116戸 完成に3カ月超
石川県は18日、奥能登豪雨で被災した住民向けの仮設住宅計116戸の建設を、輪島市内2カ所で始める。豪雨災害による仮説住宅の建設は初めて。16日の県災害対策本部員会議で馳浩知事が明らかにした。 整備の内訳は輪島市杉平町に86戸、門前東小グラウンドに30戸。いずれも木造2階建てで、完成まで3カ月超かかる見込み。輪島、珠洲両市は計約390戸を要望していることから、県は両市と調整して順次着工する。 豪雨では、16日時点で輪島、珠洲、能登の3市町の1次避難所に393人、七尾市内の2次避難所に42人が身を寄せている。 県は、安否が分からない輪島市の女性を安否不明者のリストから削除した。女性の家族から取り下げの申し出があった。今後は行方不明者として計上する。 馳知事は豪雨災害のフェーズが初動対応から復旧に移っているとし、同会議を週1回から随時開催にすると説明した。