【サンスポ賞さきたま杯】レモンポップが危なげなく押し切りV! 坂井瑠星騎手「“負けない”と思っていました」
6月19日(水)の浦和競馬11Rで行われた第28回サンケイスポーツ賞さきたま杯(JpnI、3歳以上オープン、定量、ダート・左1400メートル、12頭立て、1着賞金=8000万円)は、坂井瑠星騎手の1番人気レモンポップ(牡6歳、美浦・田中博康厩舎)が2番手追走から早めに先頭に立つと、そのまま危なげなく押し切りV。今年からJpnⅠに昇格した上半期のダート短距離王決定戦を制し、国内では敵なし4度目のGI(JpnI含む)制覇を果たした。タイムは1分26秒7(重)。 2馬身差の2着には兵庫のイグナイター(3番人気)、さらに半馬身遅れた3着にJRAのシャマル(2番人気)が入った。 サンスポ賞さきたま杯を勝ったレモンポップは、父Lemon Drop Kid、母Unreachable、母の父Giant’s Causewayという血統。米・Mr.&Mrs. Oliver S. Taitの生産馬で、馬主はゴドルフィン。通算成績は16戦11勝(うち地方2戦2勝、海外2戦0勝)。重賞は2023年根岸S(GⅢ)、フェブラリーS(GI)、マイルCS南部杯(JpnI)、チャンピオンズC(GI)に次いで5勝目。田中博康調教師、坂井瑠星騎手ともにサンスポ賞さきたま杯は初勝利。 ◆坂井瑠星騎手(1着 レモンポップ)「スタートを五分に切れれば力は上だと思っており、この馬のリズムで走ることだけを考え、ペースは気にせず走っていました。2番手を取れれば一番良いと思っていましたが、ポジションにもこだわりはありませんでした。日本では底を見せていませんし、日本ではこの馬で負けたことがなかったので“負けない”と思っていましたし、小回りの1400メートルも無事にこなしてくれました。どんな条件でも負けないのが、レモンポップの強いところだと思います。記念すべきGIになって初めてのレースで勝つことができて嬉しいですし、毎年、この舞台に来て勝てるように頑張ります」