ロングコース「奥高尾縦走」入門! 「絶景&グルメ」堪能できる「最適アレンジ」登山ルート
寒さから解放されつつある早春の季節は、日差しが心地よく山登りを満喫できる。空気も澄みわたり、晴れの日も多いため、山頂からの眺望も抜群だ。雲と青空のコントラストも気持ちをリフレッシュしてくれるだろう。低山登山は誰もが登りやすく、比較的簡単な装備で気軽に山の魅力を堪能できるのが特徴だ。 ■【画像】長い「奥高尾」の縦走路「入門ルート」でもあふれる魅力!グルメ「そば&なめこ汁」と「絶景の夕陽」写真21枚を見る その代表格として挙げられるのが、年間260万人が登る「年間登山者数・世界一」の高尾山であろう。ケーブルやリフトで山の中腹まで行け、9つのハイキングコースがある高尾山だが、そこから先の「奥高尾」を知らず、山頂から復路で折り返している人もきっと多いはずだ。 実は、高尾山の山頂からほんの10分歩くだけで風景がガラリと変わる。今回は幼少期から200回以上、高尾を歩いた八王子在住の筆者が奥高尾の魅力と気軽に登れるルートを紹介するので、ぜひ参考にしてもらいたい。
■奥高尾縦走路について
高尾山から延びる奥高尾縦走路の基本ルートは、以下の通り。 高尾山(たかおさん・599m)~ 小仏城山(こぼとけしろやま・670.3m)~ 景信山(かげのぶやま・727.1m)~ 陣馬山(じんばさん・855m) 奥高尾縦走路にもいくつかコースがあるが、ルートの組み合わせによって楽しみ方も変わってくる。筆者は、人が少なくなる夕方に高尾山山頂を訪れるルートにしている。人混みの日常から離れたいのであれば、高尾山からの眺望を最後に楽しむことをおすすめしたい。 いずれも尾根づたいに山頂をつなぐルートで、計約6時間~7時間かけて縦走するのが奥高尾の真骨頂であると筆者は感じている。ただ、途中で下山することも可能である。 例えば、 (1) 景信山~小仏城山ルート (2) 陣馬山~景信山ルート (3) 小仏城山~高尾山ルート など、気分次第でルートを変更できる。もちろん2つのルートを経由したり、スタート地点を逆にしたりと、組み合わせは自由だ。 今では観光地となった高尾山の人混みから、一気に林間の風と光を感じることができる。それが奥高尾の魅力である。