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■台風10号は発達しながら北西へ　“強い勢力”で本州直撃か 台風10号は、24日には小笠原近海にあって北へと向かっています。中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は35m/sで暴風域を伴っています。台風10号のアジア名は「サンサン」で、これは香港が提案した名称で「少女の名前」を意味しています。 【画像で詳しく確認】台風10号“大きな予報円”どこに?気象庁・アメリカ・ヨーロッパ進路予想比較＆29日（木）まで雨・風・波シミュレーション 気象庁進路予想（JMA） 台風の進路予想図で示されている白い円の大きさは「予報円」で、台風の中心が到達すると予想される範囲を示しています。 予報した時刻に、この円内に台風の中心が入る確率は70％です。 円が大きくなっているからといって台風が大きくなることを意味するものではなく、予報のバラツキを表しています。 台風10号は、このあと北西方向へ進路を変えて西日本の南の海上へと向かいます。すでに暴風域を伴って強い勢力ですが、さらに発達して、27日（火）には「非常に強い勢力」となる予想です。 台風が進む予想となっている海域の海水温度が30℃前後と非常に高いことや、鉛直シアは小さく台風の発達を妨げるような上空の風の場とはなっていないため発達しながら四国の南の海上へと達する予想です。 現時点では、台風10号の予報円はとても大きいですが、四国の南の海上まで発達しながら進んで、そのご北東方向へと向きをかえて日本列島を直撃するおそれが高くなっています。どこを進むかは西よりなら九州、東よりなら関東が含まれています。 上空の高気圧の勢力や気圧の谷の通過のタイミングで台風の進路予想も変わってきます。まだ予報のブレ幅が大きいため、イマの時点で確定的なことはいえない状況です。 【画像で確認】台風10号直撃で天気大荒れおそれ　29日（木）まで雨・風・波シミュレーション では、海外の予報機関でも予想のブレ幅が非常に大きな状況なのでしょうか。アメリカやヨーロッパなど海外予報機関の進路予想なども参考に見ていきましょう。 ■アメリカの予報機関　日本列島を直撃予想　近畿・東海へ進むデータ多く アメリカ海軍進路予想（JTWC）