ママ友が買い物で「レジ袋」を買っていて驚きました。わが家は節約のために「エコバッグ」一択なのですが、わざわざ買うのはかなり「もったいない」ですよね?
2020年7月からレジ袋が有料化され、エコバッグを使う人も多くなりました。買い物の際にレジ袋を購入する人を目にして、「わが家は節約のためにエコバッグしか使わないのに、レジ袋を買うなんて裕福だな」と感じる人もいるかもしれません。 一般的にはエコバッグを使うほうが節約になる印象ですが、本当にそうなのでしょうか?本記事ではレジ袋とエコバッグにかかる費用を比較し、それぞれのメリットやデメリットなどを解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
レジ袋にかかる費用
レジ袋はサイズによって価格が変動します。レジ袋の一般的な価格は小・中サイズで1枚3円、大サイズで1枚5円です。例えば毎日買い物をして、その都度3円のレジ袋を1枚購入したとしましょう。1年間にかかる費用は次のとおりです。 ・3円×365日=1095円 同じ条件で5円のレジ袋を購入した場合は次のとおりです。 ・5円×365日=1825円 今回の試算で、買い物のたびに3円か5円のレジ袋を1枚購入すると、年間2000円未満かかることが分かりました。もし買い物の頻度を増やしたり、1度の買い物で複数枚のレジ袋を購入したりした場合はさらに費用がかかることになります。
エコバッグにかかる費用
エコバッグは商品によって安価なものから高価なものまでさまざまです。例えば100円ショップでは、エコバッグ1つあたり110円で購入できます。一方で、多機能なエコバッグの場合は2000円以上で販売されているものもあります。 仮に2000円のエコバッグを購入したとすると、1枚5円のレジ袋を1年間毎日購入した場合にかかる費用とほぼ同等になります。2000円のエコバッグを4年間使った場合は、1年当たり500円になります。 このようにエコバッグは使う期間が長ければ長いほど、かかる費用が少なくなっていきます。また、エコバッグの価格が安いほど、レジ袋を購入するよりも節約につながるでしょう。
レジ袋とエコバッグのメリット
レジ袋とエコバッグ、それぞれにメリットとデメリットがあります。 レジ袋のメリットはその手軽さでしょう。必要な時だけ必要なサイズを購入すれば良いため、いちいち袋を持ち歩く手間がありません。肉や魚の汁、野菜の土などがレジ袋についたとしても、捨てれば良いだけなので衛生的です。また、地域によってはゴミ袋として再利用することもできます。 しかし買い物の頻度や量が多ければ多いほど、比例して費用がかかります。さらに使用済みのレジ袋は捨てなければ溜まっていく一方なので、コストや収納スペースがかさみやすいという点がデメリットといえるでしょう。 エコバッグのメリットは環境に優しく、長期間使うほど節約につながりやすいという点です。またデザインや機能も豊富で、たくさん入れても破れにくく運びやすいというメリットもあります。 しかし買い物のたびに持ち歩かなければならない、汚れた際は洗濯が必要という手間が生じる点はデメリットでしょう。さらにエコバッグといえど消耗品であるため、数年使用すれば買い替えも必要です。