「技術や伝統を後世に」木工芸術の可能性を考えるイベントが開催 秋田県の柴田慶信商店も登壇
CNA秋田ケーブルテレビ
11月5日、東京都渋谷区にある渋谷スクランブルスクエアで木工芸術に関するイベントが開かれ、大館市で曲げわっぱの製造、販売を行っている柴田慶信商店の柴田昌正さんと大阪府岸和田市で木彫前田工房を営む前田暁彦さんが招かれトークセッションが行われました。 このイベントは、日本の伝統産業の若手経営者の支援を行ってきたエヌエヌ生命と渋谷区観光協会が主催したもので、木工芸術の可能性を広め、後世に残していくことを目的として開催されました。 トークセッションでは、「日本から世界に飛翔する木工芸術の可能性」をテーマに、二人の経験談を交えながら、話が繰り広げられました。 木彫前田工房 前田暁彦さん 「日本の伝統工芸は手づくりなので、単価が上がる。やはり日本で販売しようと思うと、気軽に買えるような金額ではないというのがネックになってくるので、海外の方がいいのかなというのが、何かうっすらとあった。行動をしたことによって、その時に知り合った人がフランスとつながって、その後、2年連続でフランスで作品展ができた。」 柴田慶信商店 柴田昌正さん 「今までは地方でつくったものを都市圏で売っていたというのを逆にしたいなというのが目標。物とか事、体験を含めて秋田に行って買い物したいなと思ってもらえるぐらい魅力あるものづくりをしていきたいなと。イタリアに出展する機会をいただいて、日本、首都圏からではなくても、世界から大館市に来てもらえるような魅力ある工芸品にならなきゃいけないなというのを感じた。」