「オオカミには騙されない」シリーズが令和の“次世代スター登竜門”に ブレイクスター続出、最新作には“日本一のイケメン大学生”も出演
2017年2月の「オオカミくんには騙されない」(ABEMA)放送開始以来、7年半の間に関連15作品が制作され人気を呼ぶ「オオカミには騙されない」シリーズ(以下、“オオカミ”シリーズ)。令和の今、“日本の10代女性の約3人に1人が見ている番組”にまで成長し、若い世代を中心に圧倒的な支持を獲得している。そして、そんな“オオカミ”シリーズからは必然的にドラマや映画、バラエティー作品に抜擢されブレイクするメンバーも続出。令和の“次世代スター登竜門”としても注目を集めている。シリーズの人気拡大に貢献した初期作品のレジェンドメンバーから、最新ドラマ・映画でメインキャストに抜擢された最旬メンバーまで、豪華な顔ぶれを振り返る。 【写真】あんころとガクティーがおでこキス! ■黒木ひかり、めるる、山之内すず…シリーズ初期のブレイクスター “オオカミ”シリーズの肝は、絶対に恋をしないメンバー“嘘つきオオカミくん/オオカミちゃん”が毎回必ず1人以上紛れ込んでいること。毎回、嘘つきオオカミに騙されることなく真実の恋を探そうとするメンバーの姿が感動のドラマを生む一方で、誰が嘘つきオオカミなのかを考察することもシリーズのだいご味だ。 そんなユニークな番組コンセプトを定着させたのが、シリーズ初期作品に出演したメンバーたち。 第2作「真夏のオオカミくんには騙されない」(2017年)では、 “れん”ことK-1ファイター・平本蓮や“しゅう”こと内藤秀一郎が視聴者の人気を独占。中でもしゅうは、気さくすぎるキャラクターから最終告白の場でもオオカミくんではないかと疑われていたほどで、意中の女子メンバーとカップル成立すると、MC・横澤夏子も「まさかだわ!」と素でビックリ。その後、内藤は「仮面ライダーセイバー」(2020年、テレビ朝日系)主演に抜擢され、ブレイク。今年10月期の日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)にも出演が決定している。 シリーズ初期の“神シーズン”の呼び声が高いのが、第4作「太陽とオオカミくんには騙されない」(2018年)。当時高校3年生だった“ひかり”こと黒木ひかりや“ふみや”こと高橋文哉、高校2年生の“めるる”こと生見愛瑠ら華やかな顔ぶれが夏の恋に挑んだ。中でもふみやとめるるは序盤からいい雰囲気。だが、視聴者投票で最もオオカミくんではないかと疑われた男子が脱落するルールでふみやが脱落し、めるるは切ない涙を流した。3人のその後の活躍は周知のとおり。中でも高橋は今年、ドラマ「伝説の頭 翔」(テレビ朝日系)や映画「あの人が消えた」や来年公開の「少年と犬」など主演作が引きも切らない人気ぶりだ。 バラエティー部門で活躍する山之内すずは第5作「白雪とオオカミくんには騙されない」(2019年)に出演。イチゴ狩りなど可愛らしいデートが話題を集め、最終告白でのカップル成立までシーズンを通して視聴者から「かわいい!」の声が上がる人気ぶり。現在は活躍の場を地上波のバラエティー番組に移し、その愛され力を発揮している。 ■「おむすび」風見先輩も!放送中作品でブレイクするニュースターたち 令和に入ってからのシーズンで注目を集め、今まさにブレイクを果たしつつある顔ぶれも。第7作「月とオオカミちゃんには騙されない」で人気を集めた“りこ”こと莉子と“りょうすけ”こと曽田陵介の愛らしいカップルも主役級俳優に成長した。 女子メンバーに“嘘つきオオカミ”が紛れ込んだ同シーズンでは、視聴者に愛されたりこがまさかの“オオカミちゃん”。そのことに気づきながらも気づかないフリをし通したりょうすけとの絆が、視聴者の感動を呼んだ。莉子は今クールの「3年C組は不倫してます。」(日本テレビ系)に主演、曽田も「スノードロップの初恋」(フジテレビ系)でメインキャストを務めている。さらに、「3年C組は―」で莉子の相手役を務める杢代和人も第9作「恋とオオカミには騙されない」(2021年)の出演メンバー。“オオカミ”シリーズ出身者の人気ぶりがうかがえる。 現在放送中の連続テレビ小説「おむすび」でヒロインが憧れる“風見先輩”を演じる松本怜生も、“オオカミ”シリーズ出身者。“レオ”として第11作「彼とオオカミちゃんには騙されない」(2022年)に参加した。芸能界入りする前からTikTokでフォロワー30万人超えの人気ぶりだったレオ。「Popteen」専属モデル(当時)として参加した“ゆな”こと女優・星乃夢奈を序盤から最終告白まで一途に愛し通し、一本気なキャラクターを印象付けた。「おむすび」では野球オタクな一面を持つ愛されキャラを演じ、登場するたびSNSを沸かせるなど存在感を発揮している。 ■大型プロジェクト「【推しの子】」にそろった“オオカミ出身者” 11月28日(木)から配信ドラマが、12月20日(金)から劇場版が公開される大型プロジェクト、実写版「【推しの子】」。若い世代を中心に注目を集めるこの作品にも、“オオカミ”シリーズ出身者が多数参加している。 主演で主人公・アクアを演じる櫻井海音は“カイト”として第8作「オオカミくんには騙されない」(2019年)に出演。周りのメンバーの相談に乗るなど気さくなキャラクターは翻って「オオカミくんでは?」と視聴者から疑われもしたが、最終告白ではみごとカップル成立。スタジオMC陣からも「疑ってごめんなさい!」の声が上がったほどだ。 ルビー役の齊藤なぎさは第13作「花束とオオカミちゃんには騙されない」(2023年)に参加。最終回で“オオカミちゃん”だったことを告白し、視聴者を驚かせた。絶対に恋をしてはいけない“オオカミちゃん”だが、なぎさは“とうたろう”こと柊太朗に思いを寄せていた。最終告白でとうたろうに「私のことを忘れないでいてくれますか?」と切ない言葉を贈ったなぎさに、感動の声が寄せられた。 その柊太朗も「【推しの子】」に劇中内の恋愛リアリティーショー「今からガチ恋始めます」参加メンバー・ノブユキ役で出演する。さらに「今からガチ恋始めます」には、ほかにも“オオカミ”シリーズ出身者が。第9作「恋とオオカミちゃんには騙されない」(2021年)で“オオカミちゃん”役を担ったなえなのも、ファッションモデル・鷲見ゆき役で登場する。「恋オオカミ」にはインフルエンサーとして出演したなえなのだが、出演後の2023年には野田洋次郎プロデュース楽曲「うあのそら」でアーティストデビューも果たし、さらに女優としても活動の場を広げている。 ■放送中の最新作には日本一のイケメン大学生も! 現在は最新作「キミとオオカミくんには騙されない」を放送・配信中。“嘘つきオオカミくん”と疑われた男子メンバーの脱落が“生放送”で行われたり、“キミ”=視聴者投票によって“嘘つきオオカミくん”の役割が免除される、という新たなルールも登場。過去シーズン以上の盛り上がりを見せている。 “女子高生が主役”と銘打たれた今シーズン、女子メンバーには“あんころ”こと『ミスヤングマガジン』を受賞した現役女子高生・山本杏、“エミリ”こと「相棒 season22」(テレビ朝日系)で内閣情報官・社美彌子(仲間由紀恵)の娘・マリア役で存在感を見せた土方エミリ、“みぃ”こと「Seventeen」専属モデルの入江美沙希など、注目キャストがそろった。 一方、男子メンバーには“こた”ことドラマやCM、舞台でマルチに活躍する俳優の吉川康太、“ガクティー”こと日本最大級のキャンパスコンテスト「CAMPUS BOY2024」でグランプリを受賞した現役大学生・田中学人もいる。 第10話では、ガクティーとあんころカップルの“おでこキス”が大反響。だが10月20日(日)放送の第11話では、シリーズ恒例の“太陽LINE”と“月LINE”が復活し、ひと波乱起きそうな気配だ。 横澤夏子、丸山礼と今シーズン「ABEMA」恋愛リアリティーショー初MCを務める菊池風磨のMC3人によるスタジオトークも白熱。第10話では“オオカミくん”の本音が初めて明かされ、それを受けて菊池が驚きの考察を見せる場面もあった。菊池が放送では語りきれなかった思いを配信する特別企画「風磨くんには騙されない」の無料配信も展開中で、菊池を中心としたMC陣もメンバーの恋に負けない熱い動きを見せている。 10代、20代から圧倒的な支持を受ける番組に成長した“オオカミ”シリーズ。毎回驚きに満ちたその内容はもちろん、シリーズへの参加を経てさらなる可能性を広げていくOB、OGたちの活躍からも目が離せない。