因縁浅からぬ「3位×5位」対決!東京サントリーサンゴリアス×横浜キヤノンイーグルス。NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24第11節交流戦
3位(8勝2敗/勝点38)の東京サントリーサンゴリアス。
5位(6勝4敗/勝点29)の横浜キヤノンイーグルス。
4強プレーオフ進出へ邁進する強豪同士が、3月23日(土)、東京・秩父宮ラグビー場で今季初対戦を迎える。
前回対戦は、昨季の3位決定戦だ。
イーグルスがサンゴリアスに26-20で競り勝ち、チーム史上最高の3位に到達。
元サンゴリアスの選手・指揮官であり、田中澄憲監督とは同期である沢木監督。
「サントリーにはすごく苦手意識があったと思います。接戦に持ち込めるけど勝てない。公式戦に勝ったことでさらに自信がつく」と喜びを語っていた。
沢木監督就任後に急成長し、ついに選手・コーチに古巣が多いサンゴリアスに勝利したイーグルス。一方で、シーズンをまたいだ連敗を避けたいのがホストのサンゴリアスだ。
サンゴリアスは前節、愛知・豊田スタジアムでリーグ戦最多観客数を更新する3万4568人が見守るなか、トヨタヴェルブリッツに39-38で大逆転勝利。
後半6分時点の21点ビハインド(10-31)から、劇的なカムバックを披露した。
サンゴリアスのHO堀越康介キャプテンは「今シーズンは逆転をするゲームが多く、ハドル(円陣)の中で誰も慌てていなかったです」
「いつも『次に何をするか』『次はこうしたら絶対にスコアが取れる』という会話をしているので、今回も明確な声が出ていました」と試合中のやりとりを明かした。
点差にフォーカスはしない。全員で次のアクションに集中する。そうした意識で逆転勝利を手にしてきた経験も大きいだろう。
かたやイーグルスは、前節、大逆転負けを喫した側になってしまった。
秩父宮での金曜ナイターでクボタスピアーズ船橋・東京ベイに26-29で逆転負け。沢木監督いわく「65分間はわれわれがゲームを支配していた」が、得点機のラインアウト失敗が手痛かった、と敗因を語った。