発電コスト、原発に優位性 火力はCO2で費用増 経産省
経済産業省は16日、2040年時点の電源種類別の発電コストで、原発が火力発電よりも割安になるとの試算結果を公表した。 21年の前回試算では最も安い電源とされた液化天然ガス(LNG)火力は、燃焼時に排出される二酸化炭素(CO2)に対応するための費用がかさむと見込む。 政府は17日、国の中長期的なエネルギー政策の方向性をまとめた「エネルギー基本計画」の改定案を発表する。原発のコスト優位性が示された試算結果は、改定案で掲げる40年度の電源構成の検討に向けた有力な材料となる。